<米金融規制>株下落 円も全面高 東京市場 (毎日新聞社)
22日の東京金融市場は、米国の金融規制強化案が米経済の重荷になるとの見方から日経平均株価が下落、円買い・ドル売りも進み、円相場は全面高の展開となった。
日経平均の終値は前日比277円86銭安の1万590円55銭と大幅下落し、昨年12月30日以来の安値水準となった。TOPIX(東証株価指数)は15.09ポイント安の940.94。一方、円相場は午前中に一時、前日午後5時比1円73銭円高・ドル安の1ドル=89円78銭まで上昇し、約1カ月ぶりの円高水準をつけた。午後5時現在は同1円09銭円高・ドル安の1ドル=90円42~44銭。
金融規制強化案が実現すると、米国の大手金融機関の収益が下ぶれするとの懸念から、前日の米国市場では金融株が大きく下落。22日の東京市場でも、ヘッジファンドなど外国人投資家が投資を手控え、日本株の上昇を支えてきたリスクマネーの流入が減るとの警戒感が台頭した。邦銀にも影響が及ぶとの連想売りが出て、3メガバンクの株価が一時下落した。
外為市場では、規制強化が米欧金融機関の収益を押し下げるとの見方が広がり、相対的に安全な円が幅広く買われた。円相場は対ユーロでも一時、1ユーロ=126円56銭まで上昇し、09年4月下旬以来、約8カ月半ぶりの円高水準となった。
規制強化案が実現するかどうかは不透明なため、外為市場では「影響は一巡した」(邦銀)として、午後に入ってドルが買い戻される場面もあった。一方、日本株は年明けから急ピッチで上昇しており、「これをきっかけに株価の調整が続く可能性もある」(大手証券)との見方もある。【工藤昭久、宇都宮裕一】
◇邦銀に影響少なく
邦銀も米国に拠点を持つが、企業向けの投融資が中心。規制対象となるヘッジファンド業務など高リスクの分野は控える考えで、規制強化が実現しても影響は小さそうだ。
3メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)とみずほコーポレート銀行が米国で、証券引き受けやディーリング業務など幅広い金融サービスを扱える「金融持ち株会社」の認可を取得。三菱UFJFGは米地銀のユニオン・バンクを傘下に置き、三井住友FGが10年度内にニューヨーク株式市場への上場を計画する。
現状は、ヘッジファンドへの出資や自己資金での取引は小さく、市場では「影響はほとんどない」(UBS証券の大槻奈那氏)との見方が大勢だ。将来的には金融持ち株会社のもとで投資銀行業務を拡大する考えだが、「規制強化の対象事業は中核にはならない」(メガバンク)方向だ。【小倉祥徳】
ドル円が2円も飛んでてびっくりした
何か起こったかと思ったら、オバマ介入だったらしい。
12時ぐらいに、金融規制をすると発表して値がとんだそうな。
なんのこっちゃかなーと、さっきまで調べていたが、要約すると
・禿たかファンドへの銀行の融資禁止
・銀行の自己資金でのトレード禁止
銀行がリスクの高い取引するな、リスクの高い取引している連中に融資するな、と言うことらしい。
菅とはスケールが違うな!