株価続伸、1か月ぶりに終値1万円台回復
東京株式市場の日経平均株価は2009年12月4日の終値で、前日比44円92銭高の1万22円59銭となり、10月30日以来約1か月ぶりに1万円台に回復した。5営業日連続の上昇となった。
株価上昇の要因は円高が一服したことや、財政支出の増加など追加経済対策への期待が含まれる。ただ、当面は1万円を境に推移しそう。4日夜、米国で雇用統計が発表されるが、米国景気が回復基調にあれば対ドルで円安に進むので、「もう少し改善(上がる)されるだろう」(準大手証券)とみている。
4日は、野村ホールディングスや日本郵船、日立製作所などの証券や海運、電機機器などが買われたが、パルプ・紙や水産、農林業が売られた。
何で回復したかと言うと↓
日銀の大量供給続く=3日間で16兆円超
日銀は4日、金融機関が手元資金をやりとりする短期金融市場に5兆5000億円を供給した。日銀は1日の臨時金融政策決定会合で追加金融緩和に踏み切り、その翌日から通常を大幅に上回る大量供給を続けている。3日間合計の供給額は16兆7600億円に上った。
連日の大量供給により、短期金利は全般に低下。円のロンドン銀行間取引金利(LIBOR)も低下して6カ月物は3日時点でドルに並び、円高の一因とされていた日米金利逆転の状態は解消されつつある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091204-00000098-jij-bus_all
つまりー。
日銀が円を金融機関に大量供給したので、国債金利が下がって、円キャリートレード(円を借りて国外に投資する)の流れが起きて、円売りドル買いが起こり、円安の流れへ。
円高が緩和されたので、輸出系企業が良くなるだろうと、株価も回復。
まあ、その流れに投資家が乗って買い支えた結果1万円台まで回復したわけですがー。
ただ日銀、供給した分(もしかしたらそれ以上)をすでに回収してしまい、ええと、この場合どうなるんだ?失速か?失速だよな。
一応1万円台まで回復したわけなので、それでもう良いという判断なのでしょうが。
でもなあ、円キャリー誘発は困った問題が起こるんだよな。
今、馬鹿オバマが$をじゃぶじゃぶ供給したおかげで、ドルキャリートレードが起こっている。
アメリカ国内的にはインフレが起こって物価が上がっているらしいのだが、それと同時にドルキャリートレード(ドルを借りて資源国へ投資する)が行われ、原油が上がってる。
同じ事を日本までやるとすると、どうなっちゃうのかなー。