<直嶋経産相>GDP速報フライング「解禁説明なく」と釈明
直嶋正行経済産業相は17日の閣議後会見で、7~9月期の国内総生産(GDP)速報を16日朝の発表前に漏らしたことについて「早朝の会議に入る直前に(事務方から)『こういう数字でした』と伝えられ、もう公表された数字と受け止めてしまった」と釈明し、発表解禁時間の説明を受けていなかったことを明らかにした。そのうえで「大変申し訳ない。私自身が先頭に立って情報管理に万全を期したい」と改めて陳謝した。【柳原美砂子】
◇官房長官が注意喚起
これに関連し、平野博文官房長官は17日の閣議の際、「情報管理のあり方を再度徹底してもらいたい」と全閣僚に注意喚起した。
絶望的に無知蒙昧な経済産業相に教えてあげよう。
日本の指標はたいてい朝の
8:50分に発表される。
中には昼過ぎに発表されるものもあるけれど、少なくとも8:50より前に発表されるということは無い。
国によって指標発表時間は決まってるんだよ。
アメリカだったら夜中の23時前後ぐらいとか。
看取るスレ見てる人は知ってるよね。
さて、この暴挙について日経が的確な突っ込みを入れていた。
春秋(11/17)
用を足すつもりで、うっかり外に出たのが運のつき。必死に弁明しても、二度と部屋に入れてもらえなかった。午前8時30分に迫る秒針を見て、冷や汗が噴き出た。ワシントンで経済指標の速報記事の送信に失敗した苦い思い出がある。
▼GDPや失業率などの数字は、発表と同時にニュースが流れる。その仕組みのタネ明かしをすると、記者は解禁時刻より前に資料を渡されて、記事を書く時間を与えられる。ただし部屋に缶詰めになり、携帯やメールは一切禁止。トイレで遅刻や中座などは即刻アウトだ。情報管理の厳しさは洋の東西を問わない。
▼30分以上も前にGDPの数値を口外した直嶋正行経産相は、その重みをどう考えていたのか。直後に情報漏洩(ろうえい)を指摘されても、あまり悪びれた様子はなかった。金融市場では、たった1秒の時間差に天文学的な額の投資マネーが滑り込む。経済閣僚が「知らなかった。失礼しました」と笑って済ませる話ではない。
▼事務方の仕事だった統計の説明も、政権交代で政務官が担当するようになった役所もある。政治家が官僚より口が軽いとは限らないが、経産相の言動を見て、市場は政権の情報の扱いに疑心暗鬼の目を向けるかもしれない。GDPが予想以上の伸びとなったのは結構だが、日本という国の信用がほころぶのは困る。
http://www.nikkei.co.jp/news/shasetsu/20091116AS1K1600116112009.html
突っ込まれても、意味が理解できそうに無いのが絶望的だが。