<国道>照明のムダ1億7千万円 検査院指摘
全国23の国道事務所が管理する国道の照明を会計検査院が調べたところ、電力消費量が少ない省電力型ランプに交換したのに同じ契約内容で電気料金を払っていたり、交換時期が来ても従来通りのランプを使っている事例が多発していたことが分かった。
検査院は国土交通省に、07~08年度で1億6977万円節約できたと指摘し、省電力型ランプの使用徹底などを求めた。国交省は検査を機に契約変更をほぼ終えたという。
検査院の発表によると、省電力ランプは従来の水銀ランプに比べて寿命も長い。国交省は省電力型への移行を推奨している。
各事務所は電力会社との間で、電力容量に応じた定額の契約を締結。しかし契約3万3248件のうち2594件で、点灯しなくなった水銀ランプを省電力型に交換したのに、契約を変更していなかった。2594件で07~08年度に1億2782万円支払っていたが、4247万円節約可能だった。
また、今年3月現在で使用している水銀ランプ8643灯のうち、寿命を過ぎたものが多数を占め、746灯は交換の際に同じ水銀ランプを使っていた。検査院は、07年度当初に省電力型に交換していれば、07~08年度で1億2730万円節約できたと試算した。【苅田伸宏】
こういうところで効率化を図っていくのは良い事だ。
が、こういうのを積み重ねても、子ども手当ての財源や、高速道路無料化の財源分には到底足りないんだよな。