【中国ブログ】びっくり!「うそだろ? 日本はIDないの?」
ブロガーの「遠足(ハンドルネーム)」さんはこのほど、自身のブログに「日本人には、中国のようなIDカードがない!」と掲載、「うそだろ!」、「証明書の多い中国とは違うね」などと話題を呼んでいる。
「遠足」さんは、「海外で会った日本人と話をしていて、『IDって何?』という話になったから、『国が発行する身分証で、出国するのにパスポートが必要なように、中国国内で生活するにはID(Identity Card)が必要なんだ』と説明した。でも、その日本人は『日本にIDはない』と頭を振って答えた」と自身の経験談を披露し、「IDがないわけないだろ!」と驚きを示した。
「遠足」さんは「自分はてっきり、その日本人が自分の話を聞き取れなかっただけだと思っていた。しかし日本に来てみて、彼の話は本当だったと分かった」と告白、日本には、中国のように身分を証明するIDカードはなく、身分確認は運転免許証で行われるのがほとんどだと説明した。
また、「運転免許証がなくても、学生であれば学生証、社会人で運転免許証を持っていない人であれば、健康保険の被保険者証で対応できる」とも補足し、「日本人であればこの3つのうちどれかは持っているはず」と語った。
これに対して、読者の多くは「面白い!」、「何でも証明書が必要な中国とは違うね」などの声を上げ、国による管理方法の違いに興味を示した。
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厳密には、日本にも「IDカード」はあるといっていい。住民基本台帳に基づく、ICチップ入りの「住民基本台帳カード(住基カード)」で、住民票に記載された氏名や、住民票コード等が記録されており、さしずめ「IDカード」の役割を果たす。
「住基カード」は、自動車免許を持たない高校生以下や高齢者などの不便を補い、住民基本台帳に登録されていれば、誰もが安く、簡単に身分証明書を取得できるとされている。
しかし一方では、身分証として認めない企業、団体もある上、発行が市町村単位で、転出入時の返還や新規取得が必要になるなど、使い勝手はあまり良くない。
また、個人情報の漏えいなど、セキュリティ面の問題や、プライバシー侵害の問題も多いとされ、「住民基本台帳ネットワークシステム」への接続を見合わせる自治体も多く、全国的な定着には至っていないと見られる。(編集担当:金田知子)
中国の「IDカード」は日本のそれとは意味が違う。
中国では戸籍が無ければ「IDカード」も発行されないし、「IDカード」が無ければ保険にも入れない。ホテルさえも泊まれない。
つまり、何億と居ると言われる戸籍を持たない人々は、旅行を楽しむことすら出来ないってわけ。