李大統領、来年の天皇訪韓を希望 鳩山政権での日韓の発展期待
韓国の李明博大統領は15日、共同通信と会見し、民主党の鳩山政権下での日韓関係発展に強い期待感を示した上で、天皇訪韓が実現すれば「両国間の距離感に終止符を打つ契機になる」と述べ、来年中の訪韓を希望すると表明した。李大統領は昨年の訪日の際、天皇陛下に訪韓を直接招請したが、時期に言及したのは初めて。来年は日韓併合から100年。歴史問題でのわだかまり解消に強い意欲を示した形だ。
韓国、来年の天皇訪韓を希望 李大統領、鳩山政権に期待
【ソウル共同】韓国の李明博大統領は15日、共同通信と会見し、16日に発足する民主党の鳩山政権下での日韓関係発展に強い期待感を示した上で、日本の植民地支配が始まった1910年の日韓併合から100年となる来年中の天皇陛下訪韓を希望すると表明した。大統領府によると、韓国大統領が天皇訪韓時期に具体的に言及したのは初めて。
李大統領はアジア重視を掲げる鳩山政権発足で「韓日関係が信頼に基づき一段と飛躍する契機になることを期待している」と言明。天皇訪韓が来年実現すれば「両国間の(歴史問題をめぐる)距離感に終止符を打つ契機になる」と述べ、天皇訪韓による「歴史清算」(大統領府)に向けて、鳩山政権が指導力を発揮するよう強く促した形だ。
また北朝鮮が米韓に続き日本にも融和的な態度で接近を図るとの見通しを示し「拉致問題解決の良い機会が来る可能性もある」と指摘。一方で、「日本が拉致問題だけで(北朝鮮への)経済協力に応じてしまうと核放棄させることができなくなる」と述べ、核問題抜きで日朝対話が進むことには強い警戒感を見せた。
李大統領は国連安全保障理事会決議による北朝鮮への強力な制裁措置が履行されていると評価。「北は経済協力を受けながら(核保有は)既成事実化することをいまだに狙っている」と述べ、北朝鮮を除く6カ国協議参加5カ国の結束を訴えた。
日韓関係が過去にだけ縛られるべきでないとする持論について「過去に問題がないという意味ではなく、だからこそ天皇訪韓は特別な意味がある」と説明。訪韓が「両国間の距離感を完全になくす最後の対策の一つといえる」と述べた。
ただ「どのような姿勢で訪問するかということも非常に重要だ」と強調し、韓国の国民が植民地支配に対する反省表明と受け取れるような訪問になるよう暗に求めた
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009091501000576.html
さて、鳩山が天皇陛下を「道具」として扱うかどうか、注視しようじゃないか。