<派遣村村民>舛添厚労相演説に抗議文 「事実ねじ曲げた」
年末年始に東京・日比谷公園で開かれた「年越し派遣村」(6月末で解散)の元実行委員会有志が24日、舛添要一厚労相が選挙演説で派遣村について「4000人分の求人票を持っていったが誰も応募しない」などと事実をねじ曲げる発言をしたとして、発言の撤回と謝罪を求める抗議文を出した。舛添厚生労働相は25日の閣議後会見で、「(求人を始めた)初日はなしでその後、139人申し込みがあった」と説明、「言い方が悪いとしたら気を付ける」と話した。
抗議文を出したのは名誉村長を務めた宇都宮健児弁護士ら派遣村の元実行委員会の有志ら約10人。抗議文は、求職登録した村民は100人を超え、旅館の住み込みや清掃などに就職したと説明。さらに「実は募集していない」など求人内容に問題があるものが多かったと指摘した。その上で「厳しい雇用情勢の中で生活再建に取り組んでいる人への侮辱である。貴殿は目の前の現場に一度も足を踏み入れず、事実をねじ曲げた言動を繰り返していることを私たちは黙認できません」と抗議した。
舛添厚労相は18日に横浜市内で行った演説で「4000人分の求人を持っていったが誰も応募しない。自民党が他の無責任な野党と違うのは、大事な税金を働く能力があるのに怠けている連中に払う気はないところだ」などと述べた。
舛添厚労相は「(2カ所のうち)1カ所では初日はゼロと言っている。日本が豊かになった中で機会も能力も生かしていない人を怠け者と言った。毎回言っており、抗議文を出した人は演説を聞きに来て確認してほしい」と説明した。【東海林智】
大事な事実
派遣村の村長はホームレスを集めて生活保護を受けさせ、住居を提供する代わりに生活保護費のピンはねする商売をやっている人物。
正月になると炊き出しをしてホームレスを集め、弁護士を使って生活保護の申請をさせる。
両者お得に見えるこの商売、実は生活保護費の8割近くをピンはねされるわプライベートは無くなるわホームレスの方がよほど生活が楽だと逃げてしまう事が多く、定期的に補充しないと成り立たない。
派遣村は、いつもやってる生活保護希望のホームレス募集イベントを派遣切り被害者集めにアレンジしたもので、もとより生活保護を受けさせるつもりはあっても、就職支援をするつもりなど毛頭なかった。
集まった者も半数近くがホームレスだった事が判っている。
こんな場所だからまっとうな人間はいつまでも派遣村などにはいなかった。
直ぐに就職先を見つけて出て行った。
最初から働く気の無いホームレスは、求人にも見向きもしなかったし、集まった義捐金で修学旅行気分でバスに乗せられ旅館を転々としていたことも分かっている。