<党首討論>麻生首相と鳩山代表、財源めぐり激しく議論
麻生太郎首相(自民党総裁)と民主党の鳩山由紀夫代表は12日、東京都内のホテルで開かれた「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)主催の討論会に出席した。首相は民主党が衆院選マニフェスト(政権公約)に掲げた子ども手当などの政策について「毎年続けるのは不可能。財源なきばらまきは無責任だ」と批判。鳩山氏が「全く財源の心配はしてない。優先度の低い事業をやめたり、行政の無駄をなくすことでまかなえる」と反論するなど、激しい議論となった。
冒頭、首相は「一番の違いは責任力。公約には実現可能性と一貫性が必要」と政権担当能力を強調し、鳩山氏は「今回初めて政権を国民が選べる選挙になる。無駄の多い国は、官僚任せの政治では打破できない」と政権交代の意義を訴えた。
財源問題で首相は「(民主党は)子ども手当に5兆円、高速道路無料化に2兆円、農家戸別補償に1兆円と言う。子ども手当の財源として配偶者控除、扶養控除の廃止などを挙げているが、全部削っても1.4兆円」などと批判した。
鳩山氏は「天下り、渡りをなくし、天下り先に対する予算を大幅に削ることなどで9.1兆円を約束をしている」などと反論。65歳未満の専業主婦家庭で増税になることについては「社会全体で子どもは養うという考え方にしなければ、少子化対策は打ち出せない」と説明した。
首相はまた、民主党が消費税増税を4年間はしないとしていることに関し「消費税収入は13兆。国の取り分が7兆。基礎年金の給付は年額20兆。消費税率をよほど上げない限り(基礎年金部分の)全額税方式は実現できない」と主張。鳩山氏は「政権を担う4年の間、消費税増税をする必要はない。経済的にもその必要は感じない」と強調した。首相は景気回復後に消費増税に踏み切る考えを重ねて示した。
安全保障問題では、首相はインド洋での給油活動などでの民主党のブレを批判。鳩山氏は「テロとの戦いのなかで本当に大事な支援を考えていくべき時だ」と主張した。【高塚保】
一つ目
今日の日経でも、民主が日銀と協定を結んで国債買取をさせるつもりだと書かれていた。
子供手当ての財源を日銀国債買取で賄うなら、間違いなくインフレまっしぐらだな。
二つ目
無駄遣いだと言って計画中止させるつもりだった、名古屋城の修復。
住民の反対にあって、結局天守閣まで作る事に。
眺めるしか使い道の無い名古屋城は無駄なのか無駄でないのか。
無駄かどうかの判断はどうやって決めるんだろね