<オバマ大統領>「危機脱出」連日強調、支持率低下で焦りも
オバマ米大統領は30日、ホワイトハウスで記者団に対し、31日に発表される09年4~6月期の米国内総生産(GDP)の速報値について「おそらくマイナス成長になるだろう」と見通しを語る一方で、「住宅価格や金融機関の活動を見ると、米国経済は反転しつつあるようだ」と景気の先行きには楽観的な見方を示した。
さらにオバマ大統領は「雇用の悪化は続いており、情勢の厳しさに変わりはないが、我々はすでに恐慌の危機からは脱した」と表明。前日のノースカロライナ州での「景気後退の終わりが始まりつつあるのかもしれない」との演説に続き、米政府による経済政策の効果を強調した。
米国では、大型景気対策に伴い、09会計年度(08年10月~09年9月)の財政赤字が1兆8000億ドル(約170兆円)超に膨らむとみられている。しかし、国民の間には、景気対策が雇用情勢の好転に結びつかないことへの不満が高まっており、オバマ大統領の支持率は7月に入り、就任後初めて6割を割り込んだ。さらに「変革」の柱と位置づける医療保険制度改革にも国民の支持が集まらず、29日の大手メディアの世論調査では、「悪い案」との回答が前回調査(6月)の32%から42%に急増、「良い案」の36%を上回るなど、オバマ大統領の立場は徐々に苦しくなっている。
このため、「危機からの脱却」や「景気の下げ止まり」と先行きの明るさを連日強調する背景には、政権への逆風を和らげようとの思惑があるとみられる。
大きな声ではいえないが、景気回復を「演出」するために、オバマは色々やっている。
例えば、ちょっと上がった雇用なんかはパートの失業を除いた数字を発表してみたり、大甘な基準のストレステストを発表して見たり。
ここのところ奇妙に株価が上がっているなーと思っていたら、どうも介入しているらしく
http://wholekernel.blogspot.com/2009_06_01_archive.html
まとめると、株価が下がり始めるたびに1~2兆円規模の介入が入っている、ということ。
そんなことが出来るといったら政府ぐらいしかないんじゃね?