<衆院>21日にも解散、8月30日投開票 首相、与党合意
麻生太郎首相は13日昼の政府・与党連絡会議で、次期衆院選について、「今月21~24日衆院解散、8月18日公示、同月30日投開票」の日程を示し、与党幹部の了承を得た。首相は「麻生降ろし」の動きをにらみ、8月上旬投票の日程を模索していたが、東京都議選の惨敗を受け、与党内で先送り論が大勢となり、首相も応じざるを得なかったとみられる。今後の焦点は、自民党内の麻生降ろしの行方に移る。
首相は同連絡会議で「都議選は地方選で国政に直接関連することではない。しかし、自民党内のゴタゴタが都民の判断に悪い影響を与えたことは否定できない。自民党総裁として大変申しわけなく思っている」と述べた。その上で「今週、臓器移植法改正案と貨物検査特別措置法案の重要法案成立に全力を挙げたい。今月21日に始まる週、早々に衆院を解散して信を問いたい。投票日は8月30日がベストだと思う」と方針を示し、異論は出なかった。公明党の太田昭宏代表は「自公で一致協力して頑張っていこう」と強調した。
同連絡会議に先立ち、首相は13日朝、河村建夫官房長官に「自らの手で決断、判断するということは変わりない」と述べた。その後、自民党の細田博之幹事長、大島理森国対委員長と会談。太田代表との会談で衆院選日程について了承を得た。党緊急役員会を経て、連絡会議に臨んだ。
首相は12日夜、自民党幹部や各派閥の領袖らに電話し、「解散については近々判断したい」と伝えた。首相の念頭には8月上旬の衆院選投票の日程があったが、首相周辺によると、派閥領袖らの反応は「まちまちだった。早くやれというのと、8月末から9月上旬の選挙を主張する人と半々だった」という。
東京都議選惨敗で、自民党内からは「今、解散すれば自殺行為だ」などの声が上がっている。都議選は1人区でも1勝6敗と惨敗しており、衆院選でも厳しい戦いは必至。公明党からも早期解散には強い反発が出ていた。
自民党の石原伸晃幹事長代理は政府・与党連絡会議後の記者会見で、次期衆院選について「当然、麻生首相の下で行うことで合意したことになる」と語り、選挙前の総裁交代の可能性を否定した。しかし、自民党内の麻生首相に批判的な議員は15日にも両院議員総会を開いて都議選惨敗の総括を求めるなど、「麻生降ろし」を加速させる構えで、流動的な要素も残っている。
8月30日かあ。
景気回復感を国民が感じられるようになるかならないか、ぎりぎりのところだなあ。
それと今2番底が来そうな雰囲気でもあって、ちょっと危険。
自民の行く末などどうでもいいが、日本の行く末を考えると民主は無い。
ここからが正念場だね。