【中国ブログ】日本人が中国を見下す理由は「経済格差だ!」
中国には日本に対して反感を持つ人々が多く存在するとされている。日本でも中国に対して不信感を持つ人が増えていると言われるが、それは相次ぐ食品安全問題などが理由と考えられている。このブログは日本に滞在していた中国人ブロガーが日本人が中国人を見下す理由は日本と中国の経済格差が理由だと指摘するものである。以下はそのブログより。
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まず初めに断っておくが、私は「外国かぶれ」でもなければ「不」愛国者でもない。むしろ中国国内にいる中国人よりも祖国を愛していると言っても良いだろう。ただ、仕事上の都合で2年半の間、日本にいることになっただけである。
関連写真:そのほかの中国人に映る日本に関する写真
さて、大陸人を見下す香港人や、発展途上地域の人を見下す上海や北京の人々を目にしたことは無いだろうか?否定しようとも、これは現実に存在することである。ではなぜ、「見下す」ということが起こるのだろうか?これは経済格差が原因なのではないだろうか?発展地区にいる人が立ち遅れた地区の人を見下しており、お金持ちが貧乏人を見下しているのである。我々は人格上では誰しもが平等だというが、現実では誰も「貧」と「富」が平等であるとは口にしない。
先日行われたアンケート結果によると、現在の日本の青少年たちが中国に好感を持っていないのは確実だ。しかし、彼らの大部分は政治的立場からではなく、個人のあくまでも個人の好みや好き嫌いによるものにすぎない。
日本のテレビで取り上げられる中国の姿は、ほとんどが中国の環境問題や発展途上地域における問題などである。「日本人は下心をもって中国を醜悪化して映している!」という人がいるかもしれないが、フィルムに収められた光景は紛れもなく中国国内に存在する事実である。
雲南省や貴州省、内モンゴルなどの貧困地区では、人々はみすぼらしい家に住み、みすぼらしい服を着ている。1年あたりの収入は2000元(約2万 8000円)に届かない。このような胸が詰まるような光景を見て、私自身ですら蔑んでしまう気持ちが芽生えるというのに、日本人が我々を重視するであろうか?
我々の祖国には学校に通うことが出来ない子供や、病気になっても医者に診てもらえない人、数え切れないほどの農民工が存在する。これは中国人全体の悲哀である。金持ちの人間がいるからといって、中国が裕福な国になったわけではなく、貧困問題を解決できない限りは中国は発展途上国に過ぎないのである。また、自分がどれだけの富を保有していようとも、外国人から見れば中国人は貧困の代名詞に過ぎないのだ。
世界が中国を認めるためにはよう、自分たちが強大になるしかないと考えている。この強大とは軍事や国防、外貨保有高などを指すのではなく、中国の全ての地方、全ての人間が尊厳ある生活を出来るようにするという意味である。
日本人の実に7~8割の人が今の社会や生活に満足しているという。それでは自分の生活に満足していると回答する中国人は一体どれほどいるだろうか?(編集担当:畠山栄)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0508&f=national_0508_043.shtml
http://blog.sina.com.cn/s/blog_58c8a9c30100d0si.html
日本人が馬鹿にする本当の理由を理解しない限り、どんなに経済的に豊かになったところで変わらないと思うが