韓国の大企業、負債比率が急上昇
公正取引委員会は29日、資産規模5兆ウォン(約3650億円)以上の大企業グループ48社(政府系企業を含む)の負債増減を分析した結果、負債比率が前年(98.4%)を21.5ポイント上回る119.9%に達していることが分かったと発表した。ウォン安でウォン建て債務が拡大したことが理由だ。また、不況に備えた現金確保努力の結果、48社の昨年末時点での現金性資産は前年を13兆8000億ウォン(約1兆円)上回る61兆8000億ウォン(約4兆5200億円)に達した。
同委は「ウォン安で外貨建て債務のウォン換算額が膨らみ、外貨関連の損失も増えた。大企業が信用収縮を懸念し、現金を確保するために社債を発行したり、借り入れを行ったりした影響もある」と分析した。実際には借金が増えていないにもかかわらず、ウォン安効果だけで48社の負債は35兆7000億ウォン(約2兆6100億円)増えた。これは負債全体の18.8%に相当する。資産総額基準で上位5社(サムスン、韓国電力公社、現代自動車、SK、LG)の負債比率は82.81%と全体を大きく下回っている。
しかし、資産総額6-10位(大韓住宅公社、ポスコ、ロッテ、韓国道路公社、韓国土地公社)の負債比率が130.72%、11-20位(現代重工業、GS、錦湖アシアナ、韓進、KT、斗山、ハンファ、韓国ガス公社、STX、大宇造船海洋)の負債比率は203.80%と高かった。
http://www.chosunonline.com/news/20090430000010
ウォン安で輸出が好調で黒字とか、訳分からないこと書いてた新聞社ってどこだったっけ