「中国に嫌韓ない」説に「ある」、「日本のせい」の声相次ぐ
中国中央電視台(中国中央テレビ、CCTV)はこのほどウェブサイトで、中国人ジャーナリストが韓国紙で発表した「中国人の間に“嫌韓”感情はない」などとする文章に関連するアンケートを掲載した。
関連写真:そのほかの中国の嫌韓感情に関する写真
アンケートは「復興論壇」と題するページに掲載。ユーザーが問題を提起し、他のユーザーが回答する形式。6つの選択肢から最大で3つを選択する方式で、7日午後7時20分現在、投票総数は2913になった。
「中国人にもともと嫌韓感情はなかった。韓国のくだらないやり方に、どうしようもなく憤りを感じているだけだ」を選択した人は26.09%。「中国には嫌韓感情がある。あのくだらない国家は気にくわない」は31.31%。「隣国との交流で、小さな矛盾は避けられない。ただし、この小さな矛盾は韓国側が拡大したものだ」が5.32%。
一方、「両国の全面的な協力と発展のためには、両国民の小さな感情問題で大事を失ってはならない」は4.1%と少ない。
アンケートの元になった文章は、人民日報高級記者の徐宝康氏が著した。徐氏は文中で、「そもそも“嫌韓”という言葉は日本人の造語」などと論じた。アンケート中の「中韓関係を損ねようとする、日本人に利用されていたことが分かった」などとする回答は32.78%で最も多い。
なお同アンケートには、「中国人と韓国人には感情の対立がある」ことを前提に選択肢を設けているなどの問題点もある。
選択式の回答と共に設けられた書き込みでは、韓国人を非難・侮蔑(ぶべつ)する意見が多い。冷静な意見に対しては「お前は奴らの親戚か」などとの声も浴びせかけられている。また、「日本が中韓を引き裂こうとしている」など日本非難の声もある。
写真は第7回アジア欧州会議(ASEM)首脳会合出席のため北京を訪れた韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と握手する中国の温家宝首相。
「対立相手」にまで昇格した事を感謝すべきだと思うよ韓国は(w