中韓メディアは冷静な反応 航空幕僚長の更迭
中国メディアは1日、防衛省の田母神俊雄航空幕僚長が過去の侵略戦争などを正当化する論文を発表して更迭されたことについて、新華社が未明に伝えたものの新聞各紙は報じず、冷静な対応をしている。また韓国でも、この問題を報じた1日付の有力紙は2紙のみ。田母神氏が即刻解任されたこともあり、日本政府への批判的な声もほとんどなかった。
航空幕僚長更迭で中国メディアが記事見出しを変更
日本政府が10月31日深夜、航空自衛隊トップの田母神(たもがみ)俊雄・航空幕僚長を更迭したことを紹介する報道で、中国国営の中国新聞社は、同日中に配信した「日本の空軍トップが歴史を粉飾」などとする記事見出しを変更した。
配信当初の見出しは「日本空軍の最高長官が、侵略戦争を粉飾したため、民衆が怒り更迭される」。11月1日午前11時ごろまでに、「日本の航空自衛隊の最高長官が、侵略戦争を粉飾したため更迭される」と訂正した。「空軍」を「航空自衛隊」に変更し、「民衆の怒り」の部分を削除した。
記事本文は訂正せず、田母神幕僚長が民間企業の懸賞論文で「日本が侵略国家だったことはぬれぎぬ」、「日本の穏健な植民地統治により、アジアの多くの国は、大東亜戦争に肯定的だった」、「当時の列強の中でどの国が侵略的でなかっただろうか」などと主張したことを紹介。同論文が300万円の賞金を得たことも伝えた。
日本政府の動きとしては、麻生首相の「個人名で発表したものだが、その立場からみて不適切」との談話、浜田靖一防衛大臣が31日夜に更迭を発表したことなどを伝えた。日本の報道を引用しながら一連の事実だけを伝え、論評はしなかった。
http://www.excite.co.jp/News/china/20081101/Searchina_20081101011.html
まあ、そう騒がないだろうとは思った。
ぶっちゃけ両国の現状はそれどころじゃないし、今時大批判を繰り返しても、日本人から反発食らうだけで、美味しい物は何も無い。
この辺も時代の変化かな。