霞が関をぶっ壊せ!
先日ニコ動で動画を見つけて以来気になっていたこの人の著書を読んでみましたよ!
いや、これおもしろい。
正直文体は多少読みづらい面があるものの、小説家じゃないんだからそれは仕方ない。
それでも、やっぱり裏の話は面白すぎる。
公務員改革の裏でどんな巧妙な抵抗が行われていたのかとか、それをどうやって切り抜けたのかとか、彼らが何を目指してあの改革を行ったのか、とかぐいぐいと引き込まれて一気に読み終えてしまいました。
いや、高橋さん。あなた絶対刺されるって!
この人本当に神経太いというか、怖いもの無しだなあ。
読めばわかりますが、兎に角実名書きすぎ!
これで名誉毀損とか何も無いってことは、かなり本当なんだろうなあ。
小泉改革や安倍政権福田政権での公務員制度改革の裏話については、ぜひ知っておくべきだと思います。
ちょっと高いなーという方は、単行本で
霞が関埋蔵金男が明かす「お国の経済」 (文春新書 635)
というのがあります。
ところで
霞が関をぶっ壊せ!
を読んでいて、ちょっと頭に引っかかってきた部分が。
公務員制度改革法案で、最初反対していた民主党が次第に法案の意図するところに気が付いて、協力姿勢を取る。結果、官僚(とその意向を汲んだ族議員)の抵抗に合って後退した部分が前進したり、逆に?となった部分があったり、高橋氏がまったく考慮に入れていなかった部分(多分高橋氏にとっては枝葉)が追加されたりしたけれど、概ね上々の法案が出来上がる。
その際民主は小沢の目を盗んで、自民との話し合いをしてるんですねー。
なるほど。小沢は民主党においてそういう立場なのか。
そんな感じで細部にも目を光らせて読んでみると、いろんなものが見えてきそうな一冊でした。
これからもう一度、読み返し読み込んでみます。