北京五輪開会式 やっぱり期待に応えてくれた!?
これじゃ、ペテン五輪-。相次いで明るみに出る開会式の“偽装”を伝える報道を聞くたびに、そう思えてくる。眠い目をこすって開会式をみた。夜空に花火で描かれた巨人の足跡には驚き、工夫に感心し、きれいだと心底思っていたら、CGによる合成映像だという。それもご丁寧に1年間かけて制作したもの。実際に花火は打ち上げられたけれど、航空管制で空撮ができず、CG映像を使用したという。いや、当日撮影できそうにないことくらい、最初から分かってたんじゃないのか。最後の1歩だけはホンモノだったというのは、良心の呵責(かしゃく)か。ちょっと泣ける。
お次は、中国国旗入場のとき、ちょっとどこかの国を思い起こさせるほど完璧(かんぺき)な満面の笑みで歌っていたかわいらしい女の子が、クチパクだったということ。言われてみれば、どこか作りものくさかった。で、釈明は「対外的な印象を考えた。国家的な利益のため」(中国担当者)。クチパクに、どんな好印象があり、国家的利益があるんだ? 目的は歌声と容姿の両立? 世界に誇る人口なんだから、探せば見つかるだろうに。あの女の子、その後大丈夫かな、と心配だ。
もう落ち着いたかな、と思っていたら、民族団結の象徴として、「中国の56民族を代表する」と紹介された子供の多くが、衣装を身につけただけの漢民族の子供だった、という一報。もうトホホである。で、北京五輪組織委員会の言い訳は「イベントではよくあること」。もう、やけっぱちなんだろうな。
偽装だらけだった開会式、ちょっと感動しながら、最後まで見てしまったけど、あの感動、返してはもらえないだろうか。ま、こっちも、「聖火の最終点火者はパンダ」という根も葉もないネットのウワサに、「そんなバカな…でも中国ならやりかねない」と思いつつ、興味半分で見ていただけなんだけれども。(酒井潤)
http://sankei.jp.msn.com/sports/other/080822/oth0808220753003-n1.htm
正直もっとやらかしてくれる事を期待したんだけどなあ。
でも、予想以上に対中感情が悪化したのには笑った(w