<中国>新疆で政府機関襲撃…容疑者含め8人死亡
新華社通信によると、中国新疆ウイグル自治区クチャ県で10日未明、武装集団が手製爆弾を使って県公安局などを襲撃した。爆発は12回起き、警察が応戦した結果、容疑者7人を含む8人が死亡、市民ら5人が負傷した。北京五輪の開幕後、当局を狙った襲撃事件が発生したのは初めて。五輪妨害を狙ったテロの可能性もあり、中国指導部にとって大きな衝撃となりそうだ。
10日午前2時半(日本時間同3時半)ごろ、武装集団が三輪自動車で県公安局の敷地内に突っ込み、手製爆弾を爆発させた。警備員1人が死亡し、警官2人と市民2人が負傷した。現場で容疑者1人が警察に射殺されたほか、1人が自殺し、1人が重傷を負った。
約50分後、警察が近くのショッピングセンターで容疑者5人を発見、手製爆弾を投げつけてきたため2人を射殺した。残る3人は自爆で死亡した。
最初の現場で拘束された容疑者によると、襲撃には15人が関与していた。県公安局のほか、地元政府庁舎や工商管理所が襲われた。
毎日のように何か起こりますが、本当に北京は大丈夫ですか?