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日帝残滓の「文法解析」英語学習
大韓民国ほど教育熱が高い国は無い。小学生は音楽・美術教室や塾に通い、中高生は予備校、大学生は資格学校・英語学校に通う。会社員は英語・日本語・中国語など第2外国語の学習に多くの時間を投ずる。全国の書店はどこも英語本が山積みで、テレビやラジオでも朝から晩までいつでも英語講座が流れている。
ところが、まことに奇妙なことに、全国民がまるで「英語を学ぶという歴史的使命を帯びてこの地に生まれてきた」かのように熱心に勉強しているにもかかわらず英語が上手な人は珍しいのだ。
どうして英語ができないのか。結論から言えば、その理由は「英語が難しいのではなく、英語を難しく学んだから」だ。学校で英語を教えているのを見ると、まるで「どうすれば難しくて理解できない教え方が出来るだろうか」とわざわざ考案したかのような方式で、ひねくり回して英語を教えている。
ちょっと練習すれば簡単に身につく文法事項を、受動態を能動態に戻したり話法を変えて文章
転換をしたりして必死に学んでいる。また、そのまま語順どおりチャンク(chunk。意味の纏まり)で読んでいって解釈すれば直読直解できる英文読解も、文章を一つ一つ暗号解読でもするかのように下線を引いて、主格・目的格符号を書き込んで行きつ戻りつして読ませるなどして、難解な暗号文書に仕立ててしまう。
そうなると、「こんな英語の教え方を始めたのは誰なのか」という疑問が生ずる。正解は、1919年から日帝が外国語教育を中学校で実施してから、だ。当時、英語教師の大部分は日本人だった。
彼ら教師は、自分が教えている英単語の実際の発音がどのようなものなのか一生に一度も聞いたことのない純国内派日本人だった。日本語は発音が50音しかないから、taxiは「takushii」、Mc-Donaldは「makudonarudo」式の英語発音しか出来ない。
このように発音の悪い日本人教師らは、韓国の生徒らの発音教育を始めから放棄したばかりではなく、日本人の「英語発音恐怖症」までそのまま生徒らにもたらした。かくして、英語を「生きた言語」ではなく「学術的な研究分析の対象」として見る「文法解析する英語学習法」を伝授した。
ネイティブスピーカーと話す機会が無く、英書や英語雑誌を通じて英語を勉強して教えなければならなかった当時の状況を考えれば、理解できる面もある。実際に英語を使ったことが全然ない日本人教師らが一番自信ある点こそ、「文法解析」だったのだ。まるで、自動車の運転を学びに来た生徒たちに肝心の運転方法は教えないで、いきなり「自動車分解法」「付属品組立法」などばかりを熱心に教えようとするようなものだった。こんな教え方だから、いくら熱心に学んでもキリがなく、実力は上がらないし英語がますます複雑に感じられるようになるのだ。
それでは、どのように勉強すれば英語が易しく感じられるようになるのだろうか。来週から、その知りたいことがすっきりと分かるように解説しようと思う。
http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20080415017004
韓国人は英語が得意じゃなかったニカ?
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