<教科書検定>沖縄県民大会実行委が首相らに撤回要請文提出
沖縄戦の集団自決を巡る教科書検定問題で、検定意見撤回を求める沖縄県民大会(昨年9月)の実行委員会は16日、福田康夫首相や渡海紀三朗文部科学相あてに、改めて検定意見の撤回と教科書記述の回復を求める要請文を提出した。
大阪地裁が今年3月、「沖縄ノート」の集団自決の記述を巡る訴訟の判決で、軍の関与を認め、原告の元戦隊長らの訴えを棄却したのを受けて要請した。実行委員長の仲里利信・沖縄県議会議長は文科省で、池坊保子副文科相と面会し、「判決は政府の対応に是正を求めたもので、教科書に『軍による強制』の記述を入れ、検定意見を速やかに撤回してほしい」と要請文を手渡した。池坊副文科相は「(控訴があって)係争中であり、教科書を変える意思はない」と答えた。
文科省の教科用図書検定調査審議会は06年度の検定で、日本軍の強制があったとする記述に初めて検定意見を付け、各教科書会社が削除・修正。検定意見は、沖縄ノート訴訟の原告側の主張を理由の一つとしていた。その後、県民大会の開催など沖縄の反発を受けて同審議会は「強制的な状況のもとで住民は追い込まれた」などの記述を認めた。【加藤隆寛】
判決文を読んでないのか、わざとミスリードしているのか。
わざとだな。これは。
判決は、「(状況的に)被告が軍の命令があったと思っても仕方ないよね。」だからね。
何をわざとらしく拡大解釈してるんだよ。