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ムン・フィチァン<ソウル大国際大学院教授> 英語教育強化に対する論争がまたおきている。過去にもこんな論争は何回もあったが、今回は特に重要だ。新政府がこのような論争の結果を相当部分政策に反映するだろうからだ。社会全般には英語教育の大切さに対する誤った視点が広がっている。一つ一つ検討してみよう。 第一、英語が競争力強化にそんなに重要だったらフィリピンの場合、英語が上手なのにどうして生活できず、日本は英語ができないのにどうしてよい暮らしなのか? このような主張は誤っている。英語が競争力を強化するのに非常に重要だが、唯一の要素ではない。フィリピンの場合、英語は上手だが他の面で脆弱だから競争力が劣るのだ。日本は英語はできないが、他の分野で強点があるからよい生活ができるのだ。したがって正しい論理による質問は次のようにしなければならない。「フィリピンが英語ができなかったらどうなるだろうか?日本が英語まで上手だったらどうなるだろうか?」 このような論理を韓国に適用してみよう。「韓国の場合、英語が下手でもこの位に発展して来た」と言う主張は消極的だ。積極的に「私たちが英語が上手だったらもっと発展しているだろう」と主張しなければならない。実際に他の条件が等しい時、英語が今よりもっと上手だったら競争力がどうなるか仮定して見なさい。 第二、韓国語がずっと立派な言語なのに、どうして英語が上手なければならないのか? 韓国語が立派な言語であることに間違いない。そしてハングルは一番科学的に作られた文字だ。ところでグローバル言語の条件は言語自らの優秀性ではなく、その言語に対する需要の大きさだ。現在としては英語に対する需要が一番大きいから仕方なく英語が上手でなければならないのだ。 第三、いったい英語で生活している人々は誰か?その人だけ英語が上手ならば良いことではないか?英語は現在ほとんどすべての分野で支配的な言語だ。コンピュータに保存された情報の80%が英語で、インターネットメールは90%が英語だ。国際機関の85%が英語を業務用に使って、ヨーロッパ機構では99%が英語を使っている。知識創造の中心にある世界100大大学の中で、英語圏に属する大学が75個であり、残りの大学も英語の授業を増やしている。英語を話せても認められる余地が徐々に減っている。 第四、深い思考ができなくてはならないのに英語だけ上手でどうするの? 米英など英語圏国家の人々が深くない思考をするとはいえない。非英語圏でも例外はあるが、平均的に英語が上手な人々ができない人々より思考の深みが浅いと考えることはできない。このような憂慮は現状態で急に英語を強要すれば、一部の副作用があり得るからで、水準の高い英語教育が定着されれば自ずから解決される問題だ。 最後に、英語をたくさん勉強すれば、私たちの民族魂を忘れてしまうのではないか? 民族魂を守ろうとすれば、もっと積極的に世界化に参加しなければならない。日本極右派の行動で日本の魂を守ることができるか?特定の人種主義者や教条主義者たちが、彼らだけの独特の行動で魂を守ることができるか?韓国語を保護するといって、ラジオを「音箱」に変えるとか、ゴールキーパーを「門衛」で表現するよりは、韓国語を守りながら外国語を積極受け入れなければならない。 グローバル化はゼロサム・ゲームではなくウィン・ウィン・ゲームだ。外国文化をよく知ったら我が文化を忘れてしまうのではない。むしろ我が文化をもっと大事にして前向きで発展させることができる。英語も同じだ。私たちが英語がもっと上手だったら、競争力も高くなるはずで、私たちの魂をもっと輝かせることができるだろう。 http://www.hankyung.com/news/app/newsview.php?aid=2008022096641&sid=01172001&nid=103<ype=1