周りがセリフ教えた?倖田來未、涙の謝罪
ラジオ番組で「35歳になると羊水が腐る」と失言したことがインターネット上などで猛批判を浴びた歌手の倖田來未(25)が、7日夕方のフジテレビ系「FNNスーパーニュース」で涙ながらに謝罪をした。昨年9月の舞台あいさつでの不機嫌な態度が問題となった女優、沢尻エリカ(21)に続いての“テレビ式謝罪”を辛口の識者は、どう見たか。
上下黒のスーツに白いシャツ姿で、化粧は薄く、自慢のマニキュアもしない地味な格好で登場した倖田は涙ながらに、「軽はずみだった」「軽率だった」と繰り返し、謝罪。失言した経緯については「知識がなかった」などと釈明した。
作家の麻生千晶氏は「言動に対して、ネットで罵詈雑言が飛び交い、“炎上”するのはタレントやプロダクションにとって最大の恐怖。それが身にしみて、反省しているのは見ていてよくわかった」と語る。
インタビューは放送前日の6日に収録された。生出演ではなく、公開の場での記者会見ではなかった事情について、麻生氏は「今の若い人は予想外の質問に対処できない。間違った対応をすれば、火に油を注ぐ結果になる」と指摘する。
「テレビでは顔とマッチしない『言動』といった言葉を繰り返していましたが、おそらく彼女自身の言葉ではなく、周りから教え込まれたもの。こういう単独インタビューは当分流行るのではないでしょうか」
発言が問題となった1月29日深夜のニッポン放送「倖田來未のオールナイトニッポン」では、倖田は生出演ではなく、収録で1日限りの特別パーソナリティーを務めた。局側も編集段階で失言に気づけば、削除もできたことから、麻生氏は「ラジオ局も日本語に鈍感になっている。非常に情けない」と嘆く。
芸能評論家の肥留間正明氏はテレビの謝罪を見て、「うまく反省のポーズを演出したな、と思った。沢尻のような女優じゃなくても、タレントなら涙は簡単に流せますしね」と冷ややかに語った。単独の録画インタビューという形にも首をかしげる。
「沢尻だって悪いイメージを払拭できず、今も表舞台と距離を置いたままでいる。昔は、スキャンダルが出た際に1日かけてでもマスコミの個別取材に真摯に応じた俳優もいた。面倒くさがらずにきちんと対応するのが大事なんです」
倖田の失言そのものについて、肥留間氏は「影響力を自覚しないといけないのに、浅はかだった」としたうえで、過剰なバッシングへの違和感を隠さない。
「倖田はいわば、元気のいい“世間知らずのお姉ちゃん”だし、オールナイトニッポンは本来、やりたい放題が人気を集めた番組。かつてはビートたけしの毒舌などがウケた。なのに、今は文化人でもない倖田がここまで叩かれる。自由な発言ができなくなる“言論統制”のこわさも感じますね」
倖田來未を半径5メートルの視界と言っていたのは、確かテリーだったかな。
問題の発言は大した事無いという人も居て、「その世界」では当たり前の事なんだろうな、と。
なんとなく倖田本人は「なんで?」と思っているだろうなと思っていたから、実は演技でしたといわれても意外じゃない。
自分の世界と一般との認識のずれみたいなものは誰にでもあって、例えばネットスラングをリアルで言えばどうなるかとか。
「聖地巡礼」とか仲間内で遊んでいる分ならいいけれど、TVの取材で言ってる人とか痛いよね。
やってる事は、イタリアに行って変な石像の口に手を突っ込んでくるのと変わらないけど、その言葉が一般の人にどう取られるかは、考えた方がいいと思う。