<大阪府知事選>橋下さん、一夜明けてもテレビ出続け 大阪府知事選で全国最年少知事として初当選を果たしたタレントで弁護士の橋下(はしもと)徹さん(38)は当選から一夜明けた28日、朝早くからテレビ番組に生出演し、慌ただしくスタートを切った。午前10時半からは、当選証書付与式に出席。前夜の黄色のネクタイから、青と赤のストライプのネクタイに替え、晴れやかな笑顔もみせた。知事就任は2月6日。
橋下さんは午前6時から、民放テレビに出演し、「全力を尽くし、走り抜けた感じです」などと笑顔で話した。以後、午前9時までに、テレビやラジオ計11本に立て続けに出演した。「時間がたつに連れ、責任の重さがズドン、ズドンと来ますね」などと語り、表情を引き締めていた。
前夜、橋下さんは午前2時まで、テレビに出続けた。それから新聞各社の取材を受け、一睡もせずに民放各社の待つ市内のホテルへ向かった。
テレビでは「収入以上に予算を使うというのであれば、その分は職員の給料を削ってもらう。士気が下がるというのなら辞めてもらう」と、さっそく“橋下節”を披露。事務所でバンザイをしてから後を数えると、28日夜までの出演・収録回数はテレビ・ラジオを合わせ計38本になる。
「何も食べてないから頭がボーッとしてきた」と、好物のチョコレートを2粒口に入れる場面もあった。橋下さんは「大阪に役立つならテレビに出続けたい。体力には自信があります」と笑顔を見せた。
大阪府庁(大阪市中央区)には、当選証書付与式出席のため、午前10時20分ごろに到着した。支援を受けた自民党府連の中山太郎会長の出迎えも受けた。約30人の報道陣にもみくちゃにされながら、「一夜明けた実感がありませんね。全然寝てませんから」と語り、「まだ知事になったわけじゃないんですよ」と苦笑いも浮かべた。
当選したらしたで叩かれると思いますが、頑張ってください