
入れ墨を文化と認めて医療関係者でなくとも手術ができるようにするという運動のために前科と罰金をずっと受けている‘タトゥー(Tatoo.入れ墨)運動家’イ・ラン(33)氏は最近風変りな顧客に会った。
芸術、文化、流行を追い求める客ではなく、道に迷った時に早く探せるように娘の身体に名前と住民登録番号、保護者の携帯電話の番号を刻んで欲しいという50代の父親であった。
イ氏は手術対象者であるチェ・リビン(16)さんがまだ幼いという点のために暫らく迷っていたが、「娘を危険に放置できない」と言う父親の懇切な要請によって去る5日手術をした。
リビンさんは精神遅滞障害2級で精神年齢が3歳ほどしかなく、道に迷えば他の人に助けさえ求めることができない。
未成年者であるリビンさんは指紋を登録しておらず、身元が確認できない状況で収容者を
増やすのに血眼の一部福祉施設に無理やり連れて行かれることもある現実のため、最後の
手段として入れ墨を選んだと父親のチェ・フンジョン(52)さんは説明した。
チェさんは「ネックレス、腕輪もしてみたがなかなか信頼できなかった」「間違って連れて行かれて奴隷になったり性のオモチャになるなどの不祥事を阻んで、別れても早く探せるように絞り出した苦肉の策」と話した。
精神遅滞障害者がニ三の明確な話ができるように手伝ってくれる言語矯正治療も40分で3万5千~3万8千ウォン(約4070~4420円)ずつかかって、裕福でない家庭の子供たちは自分の身元を表現できる道さえ渋滞しているとチェさんは伝えた。
イ氏は「国家が責任を負ってくれない部分があるというチェさんの言葉に心がカッとして、手術料を一銭も貰わなかったがやりがいは倍に感じた」と話した。
イ氏は「字と数字だけ書けばそのまま紙を付けたようだ」とリビンさんの住民登録番号の上に
飛び回るアゲハチョウ一匹をきれいに刻み入れた。
チェさんは「絵は考えていなかったが勧められて入れたのを後で見たら気に入った」「リビンがお婆さんになっても精神年齢が四歳を越えることはないだろうが、羽を広げた蝶のように美しく
育てたい」と話した。
イ氏は2006年不法医療行為で取り締まられて罰金100万ウォン(約11万6000円)を払ったのに続いて去年も大学路(テハンノ)で入れ墨手術パフォーマンスを行なって警察に摘発されて、略式起訴されて正式裁判を請求した状態だ。
http://www.yonhapnews.co.kr/society/2008/01/08/0701000000AKR20080107203800004.HTML
>間違って連れて行かれて奴隷になったり性のオモチャになるなどの不祥事
韓国は多いからなあ。