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韓国ウォン:使える商店街、1年経過も浸透今一つ 取扱店は先見据えPR /山口
下関市のグリーンモール商店街が全国でも珍しい「ウォンが使える商店街」としてアピールを始めて今月で丸1年を迎えた。「韓国情緒漂う街」と観光客や韓国好きの買い物客の取り込みを狙ったものの、浸透度は今一つ。それでも多くの取扱店は「長い目で見たい」と先を見据えてPRしている。【新里啓一】
■受け入れ20店
JR下関駅前から延びる通りには韓国ゆかりの食材店などが並び、入り口などに張られる「OK!」の文字入りステッカーがウォン払い受け入れ店の目印だ。1000、5000、1万ウォンの3紙幣が使え、後で店が銀行で円に両替する。
周辺にはコンビニエンスストアも含め約150店が並ぶが、ステッカーを張っているのはスタート時とほぼ変わらない約20店。ウォン受け入れ総額も未調査のままだ。
「ここ半年ぐらいは使うお客さんがほとんどいない」と話すのは喫茶店「タカダコーヒー」の東千鶴店長。これまでにウォンで支払いを受けたのは20件ほど。それも話題になったスタート直後に集中し、大半が韓国旅行で余った紙幣を持ち込む日本人の常連客だった。コーヒー豆の種類ごとにウォンでも値段を表示するなど意欲的だが、受け入れ額は約5万ウォン(約6000円)にとどまっているという。
韓国ゆかりの店も苦戦中だ。料理店「福ちゃん」での受け入れは3件。チマチョゴリなどを扱う物産店「金海商店」も「日本人が1度、1万ウォン紙幣を使っていっただけ」と寂しげだ。
■外れた需要予測
山口銀行は02年、地方銀行としてはいち早くウォンの両替を全店規模で始めた。このため地元ではウォン紙幣使用の需要があるとみていたが、予測は外れた。各店舗は「韓国人旅行客が下関を素通りし、グリーンモールまで足を運ばない」「韓国には手軽に行けるため、余ったウォンをわざわざ使わない」など分析はさまざまだ。下関商議所はアピールを強めるためにポスターを製作中で、関釜フェリーの船内などに張る予定という。
■「継続に価値」
ただ、参加に必要な経費はステッカー代500円のみ。「損することはなく、長い目で見ていきたい」と先を見据える店も少なくない。1件しか受け入れていないというカラオケ喫茶店の女性店長も、今年で7回目を迎えた商店街の「リトル釜山フェスタ」に触れ、「継続することで次第に認めてもらえた例はある。商店街を何とかしようとやってみたことに価値があり、忍耐強くアピールを続けてほしい」と話している。
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20071129ddlk35040372000c.html
韓国人が何しに日本に来ると思ってるんだ。
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