最低時給の秋田と沖縄、学力では明暗…全国テスト結果
全国の小学6年生、中学3年生を対象にした43年ぶりの学力テストの結果、国語と算数・数学それぞれ基礎知識を問うA問題、応用力を問うB問題のいずれも、沖縄が47都道府県中最下位となってしまった。一方、秋田は小学生が総合1位、中学生も同3位と健闘が光った。偶然にも、最低時給(618円、厚労省調べ)が全国最低の両県が、お勉強の世界で明暗を分けてしまった。
「まったく信じられません。教育委員会と各校が一体となって、20年近く学力向上対策をとってきたのに、こんなに低いとは…。トップ校の大学進学実績なら負けませんが、全項目最下位では何も言い訳できませんね」
沖縄随一の名門私立で、ダントツの大学進学実績を誇る昭和薬科大付属中・高校長で、前県教育委員長の安室肇氏(68)は言葉を詰まらせてしまった。理数系に人気が集中する沖縄だが、中学校数学Aが全国平均と14・7ポイントも開いたのだ。
県内私立高の現役教師で、予備校講師を兼任する男性(55)は、沖縄の学習環境の特異性を次のように解説する。
「離島のハンデはやはり大きいです。沖縄の子供たちは、本土に比べて勉強への意欲が高まる環境にありません。教師も生徒も、他県から刺激を受ける機会が極端に少なく、就職先も極めて限定的で、意欲が維持できないのです」
その結果、「惰性で何年も浪人したり、大学をあっさり中退する若者が多い。行政が環境と予算を整えて、子供たちの勉強に対する意欲を高める政策を始めない限り、この状況は永遠に変わりませんね」と悔しがる。
では、秋田県はどうか。秋田大教育文化学部附属小学校の山田正典副校長(54)は、「秋田も似たようなもの」と前置きしたうえで、“勝因”を次のように分析する。
「他県の教師が口をそろえるのが『授業の密度の濃さ』。東北全体にいえることですが、教師と生徒の人間同士の距離が非常に近いんですね。東北地方は都市部も過度に密集しておらず、豊かな環境と風土にはぐくまれた双方の人間性が、教育面でも良い方向に出ているということでしょう」
県教育委員会も、全国最低時給や自殺率NO.1、畠山鈴香被告の2児殺害など暗いニュースが続く中、学力テスト全国1位の報道に手放しで喜んでいるという。秋田・沖縄両県とも、関係者にとって予想外の結果だったことは間違いなさそうだ。
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007103033_all.html
>行政が環境と予算を整えて、子供たちの勉強に対する意欲を高める政策を始めない限り、この状況は永遠に変わりませんね
こんなこと言ってるから低いんだろ。