安倍、小泉、森、小渕、橋本、村山…と日本の歴代首相の姓をたどると、字面の縁起の良さで群を抜くのは、やはり初の親子首相となった赳夫、康夫両氏の「福田」である
◆仏教の解釈で「福田」とは、善の縁を結び、福徳を生むことのできる田畑を指す――と、仏教用語まで動員して福田政権誕生を伝えたのは、漢字文明の本家、中国・人民日報の海外版だ
◆この一面コラムのタイトルは「日本の新首相は『広種福田』となれるか」。アジア重視の福田外交を好意的に紹介しながら、対中関係を処理するうえで新首相が「善事を多く行い、広く福田に種をまくことを願う」と結んでいる
◆この数年、波乱続きだった日中関係は、福田内閣発足直後に国交正常化35周年を迎えた。記念行事が目白押しの一方で、本紙の直近の世論調査では、相手国への印象は日中とも「悪い」が依然多数を占める
◆そうした中、小さな珍事が起きた。日本の女子サッカーチームが中国杭州で臨んだ先月のワールドカップのドイツ戦。中国人観客の激しいブーイングの中で敗退したものの「ARIGATO 謝謝 CHINA」の横断幕を掲げた選手たちに、中国国内では、「感動した。見習うべきだ」と称賛の声が上がっているという
◆ 日中間の「福田」に広く種をまくには、中国側の善事の積み重ねも必要だ。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20071007ig15.htm
>中国人観客の激しいブーイングの中で敗退したものの「ARIGATO 謝謝 CHINA」の横断幕を掲げた選手たちに、中国国内では、「感動した。見習うべきだ」と称賛の声が上がっているという
同時に叩かれてもいますが