<教科書検定>沖縄の集団自決強制、教科書会社も訂正を検討
太平洋戦争末期の沖縄戦で起きた住民の集団自決をめぐる教科書検定で、文部科学省が日本軍の強制性に関する記述の見直しを決めたことを受け、複数の教科書会社は2日、「訂正申請」する方向で本格的な検討を始めた。関係者によると、教科書印刷の日程上、今月中にも申請するとみられる。一方、渡海紀三朗文科相は同日の閣議後会見で、「(記述の)中身については、教科用図書検定調査審議会(検定審議会)で検討いただきたい」と述べ、訂正申請が提出された後、改めて検定審議会を開く考えを明らかにした。
対象となる教科書会社は、山川出版(日本史A)▽東京書籍(同)▽三省堂(日本史AB)▽実教出版(日本史Bを2冊)▽清水書院(日本史B)。集団自決をめぐる記述は5社分8冊に記載され、7冊に検定意見が付された。
記述内容は各社それぞれ異なっており、例えば清水書院の日本史Bでは、地上戦となった沖縄戦の説明を「非戦闘員の犠牲者も多かった。なかには日本軍に集団自決を強制された人もいた」と記述。検定意見が付いた後、「非戦闘員の犠牲者も多かった。なかには集団自決に追い込まれた人々もいた」と修正した。
別の出版社の執筆者は「表現は工夫することになる」としており、単純に「日本軍」の表記を復活させる形にするか、別の表現を使って日本軍の強制性を明記するか検討している。
現行の教科書検定制度で検定合格後の教科書を修正する場合、これまでは教科書会社が訂正申請してきた。今回の問題は、誤字や脱字など単純な訂正ではないことから、渡海文科相は検定審の開催が必要だと判断した。【高山純二】
山川出版(日本史A)http://www.yamakawa.co.jp/kiyaku.html
東京書籍(同)http://www.tokyo-shoseki.co.jp/company/index_inq.html
三省堂(日本史AB)http://www.sanseido-publ.co.jp/copyright.html
実教出版(日本史Bを2冊)http://www.jikkyo.co.jp/inquiry/
清水書院(日本史B)。http://www.shimizushoin.co.jp/
とりあえず、市民運動や政治判断で歴史を作るなと意見しておこう。