<年金ミス>同姓同名女性の支払い止める 鹿児島社保事務局
鹿児島社会保険事務局は26日、鹿児島県鹿屋市と鹿屋社会保険事務所が今年5月、死亡した年金受給者の支払いを停止する際に、誤って生きている同姓同名の女性への支払いを停止していたと発表した。同事務所はミスに気づいた後に支給手続きを再開したが、女性への事情説明はせず、内規で「2日以内」と定められた社会保険庁への報告も怠っていた。
事務局によると、鹿屋市は今年5月、年金受給者死亡リストを事務所に提出したが、死亡女性の情報に、偶然近くに住んでいた同姓同名の70代女性の年金番号を誤って記載。生年月日などほかの情報は死亡女性のものだったが、事務局側は年金番号を打ち込み、生年月日などの確認を十分せず、女性の年金支払い保留手続きをした。
9月に入ってこの女性が市に連絡し、ミスが発覚した。同事務局は「支払いミスの情報が担当課長で止まり、内規への認識が足りなかった」と話している。【大塚仁】
100歩譲ってミスを許すとしても、説明もなし、報告もなしって何ですか。