福田・麻生総裁選候補が外国特派員協会で会見
自民党総裁選に立候補している福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長は2007年9月19日、東京・有楽町の外国特派員協会で会見を開いた。
同協会でのスピーチは初めてだという福田氏は、冒頭、「なるべく避けて通ってきた。(総裁選に出馬し、同協会でスピーチするとは)心にも思わなかった。政治は一寸先は闇」とおどけてみせ、記者団の笑いを誘った上で、外交・経済政策の方針について述べた。
一方の麻生氏は、冒頭発言では英語で持論を述べた。
日本語での質疑応答では、テロ特措法の延長について麻生氏が「単純延長は難しい状況」との認識を示した上で「テロとの戦いに参加していくことは日本としての責務」と、引き続き理解を求めたのに対して、福田氏も「麻生候補とほとんど同じ考え」と応じた。その一方で、靖国問題については福田氏が「なるべき外交問題にならない努力をすべき。問題になるなら、避けて通るべきだ」と、参拝に消極的な考えを示したが、麻生氏は「政治から最も遠いはずの鎮魂という問題が政治問題になるのが問題。この件については以前、新聞や本に詳しく書いたので、それをきちんと読んで欲しい」と述べ、認識の差が改めて明らかになった。
福田・麻生両氏、外国人記者前で持論
自民党の総裁選です。福田氏・麻生氏の2人の候補者は19日午後、外国報道陣の招待を受けて記者会見し、リーダーシップ論や小沢民主党への対応など幅広い問題で持論をアピールしました。
「(外国特派員協会から)なるべく避けて通ろうと考えておりまして、きょうは私自身としては初めての登場です。どうぞお手柔らかに」(自民党・福田康夫元官房長官)
「今回の総裁レースは古い自民党と新しい自民党の戦いです(英語でスピーチ)」(自民党・麻生太郎幹事長)
冒頭の一言から対照的な2人は、お互いをけん制するような発言を繰り出します。
「私は小泉(前)総理のようなリーダーシップを発揮できるとは思えない。だけど、まず、国民のみなさんにお話をしてそれを信じてもらえないようなリーダーシップだけはとりたくない」(福田康夫元官房長官)
「僕は壊す方(小泉前首相)に反対で立候補して負けたんですから。今回も我々は危機にあることは事実ですけれども、その危機を乗り越えていく」(麻生太郎幹事長)
小沢民主党については・・・
「自民党も大変評判を落としてしまった。支持も下がりました。民主党の方がいいという話もあるようですけど、信じたくないけど」(福田康夫元官房長官)
「小沢さんが裏方として細川内閣を立て、羽田内閣を立て、いろいろしてこられた過去に経験があります。しかし、いずれも数カ月で終わった」(麻生太郎幹事長)
福田氏は、また、靖国神社を参拝する考えのないことを改めて強調、一方の麻生氏は「国のために命を投げ出した人を政府が奉るということを禁止している国は世界にない」と持論を展開しました。(19日17:56)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/jnn/20070919/20070919-00000056-jnn-pol.html#
麻生、英語も“べらんめえ”…福田、余裕の優等生発言
外国特派員協会で持ち味
自民党総裁選で一騎打ちを繰り広げている福田康夫元官房長官と麻生太郎幹事長が19日午後、東京・有楽町の日本外国特派員協会で共同記者会見を行った。外国人記者からの質問に対し、福田氏はいつものように余裕の優等生発言に終始、麻生氏はユーモアたっぷりに答えた。ここでも両者の対比が浮き彫りになった。
冒頭、福田氏は「権威ある栄光の特派員協会にお招きいただき、光栄です。官房長官時代もお誘いはあったが、なるべく避けてきた」と笑いを誘ったが、「まずは選挙に勝つことに専念するのが最大の課題」と、具体的な政策については触れなかった。
一方の麻生氏はいきなり約10分間、英語であいさつ。年金問題や地方分権、アジア外交についてユーモアを交えて説明し、参加者のなかには「英語まで“べらんめえ調”なのか」と好感を持ってつぶやく記者もみられた。
両者のキャラクターの違いが最もよく表れたのが、フランス人記者の「国民のなかには、麻生、福田両氏よりも民主党の小沢一郎代表のほうがリーダーにふさわしいのではという声があるが」という質問。
福田氏は「自民党の支持率が下がり、民主党のほうがいいという人もいる。信じたくないけど」と苦笑し、小泉純一郎前首相を例にあげ「私には小泉さんのようなリーダーシップはないが、まずは国民に理解願えるような政治をしたい」と説明した。
対する麻生氏は「それはフランスの世論調査かもしれませんが、かなり間違っている」と反撃したうえで「開かれた総裁選をすることで日本の民主主義は成熟していく。小沢さんは裏方として細川内閣、羽田内閣を作ったが、いずれも数カ月しかもたなかった。それを忘れるほど、日本人の記憶力は悪くない」と反論してみせた。
靖国参拝問題については、福田氏が「政治問題になるなら避けて通る」と「参拝せず」を明言し、麻生氏は「私の本を買って読んでください。自分の国のために命を投げ出してくれた人に敬意を表するのを禁止する国はない」と語った。
民主党が反対を明言しているインド洋での給油継続については、麻生氏は「テロとは断固として戦う」と述べ、福田氏も「民主党に理解してもらえるように説明していく」と語り、両者ともに強い意欲を見せた。
会見の動画http://www.ntv.co.jp/news/asx/070919041_300k.asx
http://www.zakzak.co.jp/top/2007_09/t2007091923_all.html
そういえばさ、麻生閣下が靖国参拝するのはいつも8/15日じゃないって事、皆知ってる?