<安倍首相>幹事長に麻生氏起用へ 党三役交代で「一新」
安倍晋三首相は、参院選惨敗の責任を取り辞任する中川秀直自民党幹事長の後任に麻生太郎外相を起用する方針を固めた。複数の政府・与党筋が9日明らかにした。首相は今月27日に大幅な内閣改造・党役員人事を行い、参院選敗北の立て直しのための「人心一新」を図る考え。次期衆院選を仕切る「党の顔」として麻生氏を処遇し、「安倍―麻生ライン」で政権の求心力を回復したい考えだ。
首相は参院選投開票日の7月29日夕、麻生氏と会談し「引き続き重要な役割を果たしてほしい」と述べ、内閣改造・党役員人事の際には重要ポストで処遇する考えを伝えた。今月7日にも国会内で政権運営や次期臨時国会の対応について協議した。首相は昨年9月の安倍政権発足時にも麻生氏の幹事長起用を探ったいきさつがあり、支え役に適任と判断したとみられる。
首相は9日夕、記者団に対し、内閣改造と党役員人事について「同じ日に行います」と明言した。外遊から帰国後の25、26日にも麻生氏と会談したうえで27日に人事を行う方針。党三役は全員交代とみられ、幹事長以外の総務会長、政調会長には各派のベテラン議員をあてる方向。両ポスト候補には二階俊博国対委員長(二階派)、町村信孝前外相(町村派)、額賀福志郎元防衛庁長官(津島派)らの名が取りざたされている。
また、政権の番頭役である官房長官人事も焦点。塩崎恭久官房長官の続投説もあるが、菅義偉総務相の横滑り、石原伸晃幹事長代理、町村氏らの起用も取りざたされている。【竹島一登】
「留年」は無しの模様。
これで閣下本人が望むように、色んな権限が増えたのかな?