てっくさんのエントリーより、朝日新聞の「ニュースがわからん!」
これ、分りやすいなーとは思ったものの、文字打ちするのが面倒で放置した(w
朝日はこういう解説上手いですよ、と長年朝日を愛読している私は言ってみる。
年金財源 なぜ税金じゃないの?
「自力で老後に備え」の意識重視
コブク郎 納めたはずの保険料の記録が宙に浮いたり消えちゃったり。
年金はどうして保険料を財源にしているのかな。
税金ならそんな問題は起きないと思うけど。
A 一番大きな理由は、負担と給付の関係がはっきりすることだね。
「現役時代にきちんと保険料を納めた人が、それに見合った額の年金を受け取る」やり方は、納めた額にかかわらず同じ額の年金を受け取る税方式より、みんなが納得しやすいといわれている。公的年金がある国の大半が保険料方式だよ。
コ でも、保険料だと納めない人が出てきてしまうよ。
A 確かに国民年金の保険料未納は問題になっている。未納の人が多くてもその分将来支払う年金額も減るから年金の財政に大きな影響はないが、無年金で生活保護に頼る人が増えると、結果的に国民の負担が重くなりかねない。そこで民主党や経済同友会は「最低限の生活を保障する年金は、保険料ではなく消費税を財源にするべきだ」と主張している。
コ 消費税なら国民全員が負担するから公平なんじゃない?
A そうは言い切れない面もある。民主党案だと、現役時代の収入が高かった人は最低保障年金を受け取れない。消費税をいっぱい払うが、その恩恵にはあずかれないわけだ。逆に現役時代に働けるのに働かなかった人でも老後は自動的に最低保障年金を受け取れる。
コ 最低限の生活保障は必要と思うけれど。
A 「それは年金ではなく生活保護の仕事」というのが今の社会保障の考え方なんだ。税方式は、1961年に発足した国民年金の制度を設計する時にも検討されたけど見送られた。「保険料を納めて、自力で老後に備える」という意識を持ってもらうことを重視したからだ。
コ 公的年金って皆の支え合いじゃないの?
A 「保険料を納める努力をした人たち同士で支え合う」という考え方なんだ。保険料を納めず免除の申請もしない人は支え合いの輪に入れない。それが厳しすぎるということなら、税方式への移行も選択肢のひとつだ。ただ、税金を財源にすると、財政難を理由に年金額が削減されるリスクが高いことも考える必要がある。
(太田啓之)
http://tech.heteml.jp/2007/08/post_1073.html
でも、てっくさんと違って私はちょぴり突っ込みを入れてみる。
>納めたはずの保険料の記録が宙に浮いたり消えちゃったり。
>年金はどうして保険料を財源にしているのかな。
>税金ならそんな問題は起きないと思うけど。
普通は保険料で納めても、消えたり浮いたりしないんだよ。