肉まん具に段ボール、中国で違法販売
中国から輸入された食品の安全性が大きな問題となっている中、また、衝撃的な事実が発覚しました。庶民の味「肉まん」の食材として、食べられないものを使っていた業者が、中国で摘発されました。使われていたのは何と段ボールでした。
露店で売られている肉まん。中国ではよく見られる光景です。中国でも、肉まんは庶民の代表的な味で、1つ日本円にして10円足らずです。日本で売られているものとあまり変わりはありません。
しかし、北京市内のある業者がこの肉まんの中身を偽装しているとの通報が関係者から中国のテレビ局に入りました。肉まんの中には本来は食べられない材料が入っていたのです。
Q.かたいものがあるけど何ですか?
「段ボールです。鍋で煮ました」(業者)
Q.調理すると見分けがつかない?
「普通は分からないでしょうね」(業者)
Q.どんな効果があるんです?
「コストが低くなるね」(業者)
入っていたのは、なんと使用済みの段ボール。屋外に無造作に置かれています。これを、かたさや見た目を肉に見せるため、まず工業用の劇物、カセイソーダに浸すのです。その後、細かく刻んで豚肉のミンチと一緒に煮込んで味つけ。本物の肉はわずか4割で、中身の6割は段ボールだったのです。
Q.食べても分からないですか?
「ほとんどの人が分からないでしょう」(業者)
Q.どんな人が買いますか?
「近所の人とか市場の人とか・・・」(業者)
Q.自分で食べませんか?
「食べませんよ」(業者)
「自分は食べない」という肉まんを販売していたこの業者。98年からこの方法で肉まんをつくっていたと言います。
販売は周辺の狭い範囲で、日本への輸出などはされていないとのことですが、周辺住民は怒りをあらわにしています。
「ありえない。あんなの食べられない」(周辺住民)
「(彼らは)金のために何でもするのよ。うちのは見た目は、よくないけど中はちゃんとしているわ」(周辺の同業者)
テレビ局では取材後、地元当局に通報。業者は逃亡してしまいましたが、調査の結果、無許可で営業していたことが分かりました。
当局では、衛生、公安都市管理などの部門が合同で管轄区域の58店舗の免許・仕入れルート・衛生状況などの検査を行うことにしています。また、できるだけ正規の店で食事をするよう呼びかけています。
中国では、食品などの安全に関わる問題が相次いで起きています。しかし、これまで中国当局は安全の確保には努力していると言いつつも、強気の姿勢を見せていました。
「(中国製品の品質が悪いというイメージの)大きな要因はメディアの過剰報道によってパニックを引き起こしたからです」(中国外務省 秦剛 報道官)
「中国は発展途上国なので、食品・薬品に対する監督体制は、日が浅く基盤が弱い。我々が直面している食品・薬品の安全状況は楽観視できない」(中国・食品管理当局)
しかし、11日になって中国は、有害物質のジエチレングリコールが使われていた練り歯磨きについて問題ないという当初の主張を翻し、使用禁止と輸出禁止を発表しました。
「(中国政府には)事件が起きてからではなく、事前の予防対策を取ってほしいです」(市民)
北京オリンピックを控え、世界中から注目されている中国。当局のこうした態度の変化は、国外からだけでなく、今回の肉まんのケースのように、国内からも安全性への不信感が高まり、抑え切れなくなっている実情があります。政府は、批判に耳を傾ける姿勢を示すことで、イメージダウンを避けようとの思惑があるものと見られます。(12日18:05)
http://news.tbs.co.jp/20070712/newseye/tbs_newseye3607738.html
なんで最近この手の話題を日本のマスコミも報道するようになったんだろう?