ネット君臨:第3部・近未来の風景/2 韓国、歯止めなき性情報
◇9歳児が掲示板運営
ソウル市の高校に通う男子生徒(16)はジーンズにパーカ姿で繁華街を歩いていた。5月中旬。どこでも見かける若者だ。
記者は「パソコンでいつもどんな画面を見てる?」と尋ねてみた。彼は記者のパソコンを手に取り、ブラインドタッチでアドレスを打ち込んだ。
「http://www.○○○sex…」
画面は瞬時にアダルト画像に切り替わる。さらにクリックすると、無料の画像が次々に現れる。この男子生徒は「ヤドン(いやらしい動画)はいくらでも見られるよ」と得意げだ。
韓国には青少年をネットの有害情報に触れさせないための「成人認証制」がある。検索でアダルトサイトに接続しようとすれば画面に「19歳未満は利用禁止」の警告が出る。国民一人一人に割り振られた「住民登録番号」などで成人であることを証明しないとサイトにたどり着けない。だが、少しのテクニックがあればすり抜けられる。幼稚園のころからパソコンで遊ぶ韓国の子供たちには難しいことではない。
記者「いつから見るようになったの?」
男子生徒「小4の時。2歳下の弟がマセていてやり方を教わったんだ」
今年2月、ソウル地方警察庁はネット上にわいせつ画像を集めた掲示板を一斉摘発した。「カフェ」と呼ばれ、その運営者の中に9歳児を含む小中学生が7人いたことが社会に衝撃を与えた。
女性が乱暴されたり、子供が体罰を受けている動画、みだらなゲームへの参加を募る掲示板もある。7人は親名義で六つのカフェを作り、会員は約6000人。その多くも小中学生だった。
捜査にあたったサイバー捜査隊の幹部は「小学生でもクリック3回で簡単にカフェが作れる。子供は私たちが想像できないものを作り出している」と嘆く。
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韓国南部の光州広域市。のどかな地方都市だが、繁華街にはネット喫茶の「PC房」が建ち並ぶ。今年2月、未成年者の集団強姦(ごうかん)事件が明るみに出た。高校1年の男子生徒(16)がチャット(ネットの会話)で女子中学生(14)と性的な話をしたうえ「内容をばらす」と脅し、仲間24人と次々に暴行した。地元の警察幹部は「ネットのわいせつな情報に刺激を受け、衝動が抑えられなくなった事件だ」と指摘する。
「インターネット王国が10代の性犯罪王国に」。朝鮮日報は4月、ネットの有害情報が青少年にもたらす影響を特集した。ネットが普及し始めた99年当時と比べると、06年の10代の性犯罪(強姦や強制わいせつ)は3倍以上の1800件超に増えたというショッキングなデータを紹介した。
ソウル市で性的暴行被害の相談を受ける「ひまわり児童センター」でも06年の約600件のうち3割は未成年が加害者だ。センターの医師が昨年初めて未成年15人を診察したところ、2人はネットを見続ける中毒症状とされ、他の男子もアダルトサイトを見てまねをしようとしたことが犯行のきっかけだと分かった。
センター長のチョイ・キュンソクさんは「性の知識が全く間違っている。女性にどんなことをしても嫌がられないと思っている子供さえいる」と語る。
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有害情報対策は進むのか。日本のヤフーにあたるポータル(玄関)サイト最大手「ネイバー」は270人の社員で24時間、わいせつ画像が投稿されていないか監視している。だが、担当者は「作業はイタチごっこ。ネットに公開される時間をいかに短くできるかが目標」と限界を認める。
画像の探知システムの導入にも取り組む。例えば「肌色」の割合が高ければ「わいせつ画像」の可能性があると判断し、自動的に選別できる。
政府も危機感を強めている。今年から幼稚園や小学校でネット利用のマナーを学ぶ教科書をそろえた。韓国情報文化振興院の担当者、キム・ビョングさんは「中学生からでは遅過ぎるという先生の声もあり、時期を早めた」と説明する。
キムさんは言う。「国を挙げてIT(情報技術)を成長させてきたが、副作用が出てきた。その責任は国が取らなければならない」(次回は社会問題がネットで告発される中国からの報告です)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/kunrin/news/20070605ddm002040013000c.html
ああ、それでエンコリで一部IP公開(←意味ないしw)が始まったのかな?
いきなり過去スレにまで適用するんだもんなあ。
まあ、自演とか複アカの噂のあるIDの真偽を確認できて面白かったけど。
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