能登の空を舞っていたトキの学名が「ニッポニア・ニッポン」であることは、北陸では知られている。同じく日本でなじみのタンチョウヅルが学名も英語名も「日本のツル」であったとは、時鐘子も初耳だった
中国が「国鳥」を決める選考作業で人気投票を行った結果、タンチョウヅルが一位となったものの、学名が「日本のツル」では不適切と、政府が待ったをかけたそうだ
何ともおめでたい話…などと笑ってもいられない。かの国には学名そのものを変えるよう国際社会に要求すべきとの声もあるそうだから、韓国との「日本海―東海論争」と似た様相になるかもしれない
ツルは日本でも中国でも長寿のシンボルとして愛されてきた。昔話の「鶴の恩返し」は、人に良いことをすれば報われることを教えてくれる悲しくも美しい物語だ
日本に定住しているタンチョウヅルは、明治の乱獲がたたって絶滅にひんし、血のにじむ努力で生息数を回復させた歴史がある。トキは日本から絶えたが、中国から譲り受けて佐渡で個体数回復をめざしている。「日本」を冠した鳥が日本で見られなくなっては、中国の国鳥問題を笑えまい。
http://www.hokkoku.co.jp/jisyoh/hjisyoh.htm
名前が気に入らないと駄々こねている話と、環境問題と何がどうなったら同列になるんだ?
馬鹿にしつつも気になる
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