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ネットを散歩していて見つけた面白いものをmemo
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「国防の責務」の何がダメですか
憲法施行から60年*(上)*国家主義への回帰危ぶむ

 施行六十年の憲法の足元が大きく揺らいでいる。

 昨年九月の安倍晋三政権の発足以降、改憲への動きが、かつてなく強まっているからだ。

 首相は「自分の任期中に憲法改正を目指したい」「時代にそぐわない条文として典型的なものは九条だ。日本を守る観点や国際貢献を行う上で改正すべきだ」と明言した。

 戦後の民主主義を支えた教育基本法を変え、「わが国と郷土を愛する態度」や「公共の精神」などの徳目を「教育目標」に掲げた。

 防衛庁を省に昇格させ、自衛隊の海外活動を本来任務に格上げした。そして改憲手続きを定める国民投票法の参院選前の強引な成立を図る。

 米国など他国への攻撃にも日本が応戦する集団的自衛権の行使を、憲法解釈の変更で可能にする研究まで促した。

 従軍慰安婦問題への首相発言や、沖縄戦の集団自決をめぐる政府の教科書検定などで、先の大戦への反省を無にしかねない対応も続く。

 「占領下に素人が起草した憲法で、古くもなった。二十一世紀にふさわしいものにしなければ」との首相の物言いは、民主主義国家として再出発した戦後日本の否定でもある。

*戦争する国を目指すのか

 「憲法改正の中身を示さないとよく言われるが、新憲法草案で中身は立派に示している」

 首相は、自民党の「新憲法制定推進の集い」でこう強調し、党の草案を基本に、改憲を必ず政治スケジュールにのせると述べた。

 草案前文は、憲法にある国民の「平和のうちに生存する権利」を捨て去り、「国や社会を愛情と責任感と気概をもって自ら支え守る責務」を書き込んだ。直接的ではないが「国防の責務」につながる表現だ。

 また戦力不保持、交戦権の否認を規定した九条二項を削除し「自衛軍」の保持をうたった。

 軍を公然と持ち、国際的に戦闘に参加できる国、米軍とともに戦争のできる国に国家体制、統治体制をつくろうとする。

 武器輸出、核保有論議を容認しようという動きも、軌を一にしていると言えるだろう。

 国家利益のために戦争に突き進んだ反省の上に、憲法は二度と戦争はしないとの不戦の誓いをした。

 草案は、その誓いを葬り去ることを意味する。侵略したアジア諸国への背信行為ともなる。

*人権より公益優先の発想

 草案のもう一つの眼目は、国家や社会の利益を優先し個人の人権に制約を課す方向への転換だ。

 憲法の基本理念は国民主権、基本的人権の尊重、平和主義にあり、個人の尊厳を保障するために、国家権力に踏み外してはならない枠をはめている。

 多様な人間が、ともに暮らし、社会を構成する上で便宜を分かち合うため国家を認めるが、主権者の国民は憲法で国家の権力を限定する。

 これを立憲主義と言うが、草案はこの考え方と正反対の、国家主義的傾向が色濃い。国家が国民の権利を縛る力を強めようとする。

 国民の自由と権利には「責任及び義務が伴う」とし、「公益及び公の秩序に反しないように自由を享受し、権利を行使する責務を負う」として、国家的利益の優先を明示した。

 個人より全体に価値を置いた大日本帝国憲法型に近く、憲法観が、現行の憲法とは全く違うものを目指している。

 現憲法は改正の場合、「この憲法と一体を成すものとして」公布することを定めているが、憲法の基本理念を損ないかねない草案は、そもそも「この憲法と一体を成すもの」とはならないのではないか。

*国民が問い直すことこそ

 憲法をどうするか。それは国民に委ねられている。改正権は国民にある。いま進む改憲論に対し、どう意思を示すかだ。

 憲法は一人一人が人間として生きる自由を保障している。それが脅かされない限り、憲法は人々の意識に上りにくい水や空気のような存在かもしれない。

 しかし、国民が現在置かれている状況は違うのではないか。平和的生存権が脅かされ、人権制約の方向へと社会を作り替える力が強い。

 歴代政権が、改憲をこれほどまでに語らなかったのは、国民の支持が得られなかったからだ。いまは参院選の争点にもできると首相は考えている。

 共同通信社の最近の世論調査で改憲賛成は57・0%だった。抽象的に問えば、環境権などの新しい権利の追加などで賛成は当然多くなる。

 だが戦争放棄と戦力不保持を規定した九条については、改憲必要の26・0%に対し、反対が44・5%だ。

 平和主義が揺らぐことを、国民は恐れている。

 ただ、憲法が私たちの生活の中に真に血肉化されてきたと言えるだろうか。

 自民党の草案より、さらに国家主義的な主張も活発に出ている。

 すでに広がった閉塞(へいそく)感が社会への関心を失わせているにしても、主体的判断をしてこその主権者である。

 憲法が岐路に立つ今だからこそ、国民があらためて憲法に相対し、その意味を問い直すことが必要だ。

http://www.hokkaido-np.co.jp/news/editorial/23604.html


主体的判断でもって賛成しているわけですが、そこのとこどうよ。
閉塞感があるのなら、空気を変える必要があると思うわけだけど

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    by oneearth | 2007-05-01 21:24
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