<米下院外交委>元従軍慰安婦3人を招き初の公聴会
【ワシントン及川正也】米下院外交委員会のアジア太平洋・地球環境小委員会は15日、旧日本軍による従軍慰安婦問題で、日本政府に謝罪を求める決議案の審議のため、元従軍慰安婦3人を招いて初の公聴会を開いた。
決議案は日系のマイケル・ホンダ議員(民主党)ら超党派議員が共同提出。「日本政府は公式に明確な手段で謝罪し、歴史的責任を負うべきだ」と明記し、教育の実施などを求めている。
証言したのは、韓国の李容洙さんと金君子さん、オーストラリアのジャン・ラフ・オハーンさんの3人。いずれも、旧日本軍兵士から暴行を受けたなど慰安婦としての体験談を語り、「耐え難い苦しみを味わった」「日本政府から公式な謝罪を受けたことは一度もない」などと訴えた。
意見表明で、共和党のロイス議員は「慰安婦の多くが連れ去られ、旧日本軍の売春宿に送られた」と決議案を支持。一方、同じ共和党のローラバシャー議員は「日本政府は何度も謝罪しており、ほとんどの教科書でこの問題を教えている」と日本を擁護した。提案者のホンダ議員は「決議案は今さら不要だとか、日本との同盟関係に否定的な影響を与えるという意見があるが、この問題の和解を経ればより肯定的な影響を地域に与えることができる」と述べた。
これに対し、ワシントンの日本大使館は15日、「決議案は日本がすでに行ってきたことを改めて要求するなど不適切な内容を含んでおり、決議案が採択されないよう最大限の努力を行う」との声明を発表。加藤良三大使は、ファレオマバエガ同小委員長に日本政府の立場に理解を求める書簡を13日付で送ったことを明らかにした。
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b>元従軍慰安婦が米下院公聴会で証言 謝罪決議案めぐり
旧日本軍の従軍慰安婦問題について日本政府に謝罪を求める米下院の決議案をめぐり、下院外交委員会アジア太平洋・地球環境小委員会は15日、元慰安婦3人を招いて公聴会を開いた。これに対し、加藤良三駐米大使は「日本政府はすでに謝罪している」と反論する内容の書簡を小委員長あてに提出した。
公聴会で韓国の元慰安婦は、過酷な当時の生活を振り返り、「私は(日本政府から)謝罪を受けていない。彼らが私の前にひざまずき、心からの謝罪をするまで私は訴え続ける」と述べた。別の元慰安婦は「自殺を試みたが、見張りのために死ぬことすら出来なかった。私の青春を返してほしい」と語った。
また、旧日本軍が占領していたインドネシア・ジャワ島に住んでいた元慰安婦は、刀を突きつけられて暴行された体験を生々しく語り、こうした女性への人権侵害が二度と起きないよう訴えた。
提案者の一人である日系のマイク・ホンダ議員は公聴会で、93年に当時の河野洋平官房長官が軍の関与と「強制性」を認めた「河野談話」の見直しを行う動きが自民党内にあると懸念を表明。決議案を出した意図について記者団に「正しいことだからだ」と語った。
加藤大使の書簡は13日付で、公聴会の開かれた15日に公表された。「日本政府はいわゆる従軍慰安婦問題に関する責任を明確に認め、政府最高レベルで正式なおわびを表明してきた」と主張。日本大使館は「決議案は事実に基づかず、日本が既に行ってきたことを改めて要求するなど不適切な内容を含んでいる」としている。
http://www.asahi.com/international/update/0216/010.html
米下院 「慰安婦」で公聴会 駐米大使、非難決議阻止へ
【ワシントン=山本秀也】米下院に提出された慰安婦問題での対日非難決議案をめぐる公聴会が15日、韓国人元慰安婦らが出席して開かれた。決議案を提案したマイク・ホンダ議員は、「いまを逃せば、日本政府に慰安婦問題をめぐる責任を認知させる歴史的な機会は失われる」と、決議案の採択を訴えた。
下院のアジア太平洋小委員会で証言したのは李容洙さん、金君子さんの韓国人元慰安婦2人と、オランダ人元慰安婦(現オーストラリア国籍)のジャン・ラフ・オハーンさんら。長時間にわたり、「日本政府は公式に謝罪し、補償を支払ってほしい」(金さん)、「20万人の女性が拷問された」(オハーンさん)などと訴えた。
決議案採択運動を進める「慰安婦問題ワシントン連合」の徐玉子会長は、日本の歴史責任などを認めた村山内閣が「日本軍部の圧力で短命に終わった」と発言した。
フォレオマバエガ委員長ら出席議員からは日本批判の発言が目立ったが、共和党のローラバッカー議員は「日本政府は何度も謝罪しており決議案は不要」として、日本を擁護した。
公聴会を前に、加藤良三駐米大使は同委員長に書簡と資料を送り、慰安婦問題に関する日本政府の対応を説明。
在米日本大使館では「決議案が採択されないよう最大限努力する」としている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070216-00000048-san-int
売春婦に謝罪要求される国なんて、日本ぐらいなもんだよな。