無防備都市条例案を否決
市民請求受け臨時議会
向日市臨時議会は最終日の22日、平和の実現を求めて戦争に協力しないことをうたう「向日市無防備平和都市条例」制定についての議案を賛成少数で否決した。5日に市民らが条例の制定を久嶋務市長に直接請求したのを受け、16日から臨時議会を開いていた。
この日は、18日にあった総務常任委員会の経過報告の後、賛成・反対の立場で討論。社会民主党市民クラブの2議員は「条例は憲法9条に従い、平和を順守させるものだ」などとして賛成を表明した。共産党議員団の一人は「自治体が実行できない内容が含まれている」などとして反対の立場を示した。
採決では、共産党議員団の8議員が「条例制定には反対だが、ともに平和の実現に向けて努力していくために採決には加わらない」として退席。賛成2、反対13だった。
請求代表者の杉谷伸夫さんは「市民感覚では当然の内容が圧倒的多数で否決され、がっかりした。だが、平和にどうかかわるかを議論する機会ができたのは貴重なことで、平和実現へ向けた第一歩にはなると思う」と話した。
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市議会議員の多くが、まともな判断力を持っていて良かった。