<韓国>大統領の任期、2期8年の改憲案…盧武鉉が提案
【ソウル中島哲夫】盧武鉉(ノムヒョン)韓国大統領は9日、国民向け談話を発表し、大統領の任期を1期5年だけに制限している現行憲法を改め、1期4年としたうえで再選による計2期8年までの在任を可能とする改憲を提案した。
現行憲法は87年、民主化運動の要求を受け入れて大統領選出を朴正煕(パクチョンヒ)政権以来の間接選挙から直接選挙に変更したもの。長期独裁の再現を懸念して任期を1期5年に限ったが、国政運営の方向が5年ごとに変わったり、民心が離れた政権でも5年は続くといった欠点が指摘されていた。
このため相当多数の国民が原則的には改憲賛成とみられるが、改憲に必要な国会議決(在籍議員の3分の2以上賛成)を阻止できる議席数を持つ最大野党ハンナラ党が反対しており、実現は困難な見通し。
だが、盧大統領には今年12月の次期大統領選をにらんで「改憲拒否のハンナラ党は守旧勢力」と主張できる利益があり、改憲推進は支持率低迷で分裂の危機にある与党・ウリ党の求心力を回復する手段にもなる。2月ごろ、改憲を正式に発議するとの見方が有力だ。
ただし、大統領の任期延長や再任許容に関する改憲は、提案時点の大統領には適用されず、盧大統領の任期延長はない。
>大統領の任期延長や再任許容に関する改憲は、提案時点の大統領には適用されず、盧大統領の任期延長はない。
多分、これを分かって無かったんじゃないのかな。