韓国の最大手検索エンジン、日本進出へ
中国の大手検索エンジンBaiduに続き、韓国で77%のシェアを持つNHNが2007年に日本の検索市場に乗り込む。
韓国最大のインターネット検索エンジン企業NHNは12月13日、英語や中国語を含む主要言語でオンライン検索サービスを提供する長期的目標の一環として、2007年に日本の検索エンジン市場に参入すると明らかにした。
「英語、中国語、アラビア語、ベトナム語などでサービスを提供したい」とNHNのチェ・フィヨンCEO(最高経営責任者)は報道陣に語った。「当面は日本にフォーカスしたい。日本市場での成功を基に、ほかの言語へと拡大していく計画だ」
NHNのNaverサイトは韓国の検索エンジン分野で支配的な地位にあり、調査会社KoreaClickの調べでは、11月のページビューにおける市場シェアは77%だった。Yahoo!とGoogleの韓国版サイトの同月のシェアは、それぞれわずか5%と2%だった。
専門家は、Naverの成功は、検索結果を得るのにソフトウェアではなくユーザー間のやり取りに焦点を当てた点にあるとしている。同サイトは、単なる検索エンジンというよりYahoo!的なポータルで、ユーザーが質問を投稿し、ほかのユーザーがそれに回答する「Knowledge iN」サービスを提供している。
チェ氏は、Naverのそうした独自の品質を日本に持ち込みたい考えだ。同国は東アジアの国として、韓国と似た社会的・文化的背景を持っている。
「検索セクターにおいて、われわれは社会的・文化的基盤に基づいた有意義なサービスをユーザーに提供できる。この点で、日本は韓国とよく似た手本となるだろう。日本はほかのどこよりもわれわれが卓越できる場所だと確信している」(同氏)
「日本市場には多くのチャンスがあるだろう。この市場は活発な段階に入った」と同氏は言い添えた。
NHNの日本版検索サイトは2007年後半にオープンする見込みだとチェ氏は語った。
同社は日本と中国で既にオンラインゲームサイトを運営している。2006年7月には、米国でのオンラインゲームサイトを開設した。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0612/14/news019.html
>同国は東アジアの国として、韓国と似た社会的・文化的背景を持っている。
似てないし。