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題名を見ただけで内容が分かる一品です。
これは筆者が以前書いたコラムを集めたものなのかな?
散歩道でも取り上げた事のあるネタも多いのですが、業界の人らしく情報源が多いのが良い。
作者は「朝日はウソをつくのが趣味」という。
そうか、アレは趣味だったのか。
興味深かったのは海外での体験談。
日本人には「過去の蛮行」を持ち出せば優位に立てると思っている外国人の話。
南京虐殺展示館のガイドに筆者が突っ込んだ話。
「いままで疑問を挟んだ日本人は誰もいなかった」
「中には涙まで流して、謝罪した」
疑問も感じず検証もしなかった人の中には、みなさん良くご存知の報道関係者もいたりして。
ガイドが喋っている時に空気読まずに論戦しかけられるかと言ったら、ちょっとムリポかも知れないけれど、筆者が嘆くように報道関係者が内容の検証もしないで、相手の主張をそのままコピペ報道するのはどうなのよ。
イメージ操作や捏造報道に日本(日本人)が反論しないのは昔かららしく、それに付け込まれて色々やられてきた実例も書かれていて、「おひとよし日本人」はもう気質だな、と。
おかしいと思ったらまず検証する。
違っていたら、訂正する。
基本だけれど、なかなか日本人には難しい事ですね。
実際に普段「常に疑え」を合言葉にしている人達でも、いざ自分達の話となると当事者に事実の確認をすることすらやりたがらないでいるのを見ると、言うのと実行するのとは別問題なのかもしれません。
「検証と反論」
誰にとっても難しい事だけれど、散歩道では出来るだけ実践していきたいと思っています。