堺を無防備地域に 条例制定へ署名活動
そろいの緑のジャンパーなどに身を包み、署名を呼びかける「平和・無防備地域条例を実現する市民の会」の会員ら=堺市堺区の市役所前で
堺市の市民団体「平和・無防備地域条例を実現する市民の会」が10日、条例制定の直接請求に向けた署名運動を始めた。来月10日までに請求に必要な有権者の50分の1に当たる約1万3500人以上の署名を集め、来年早々にも「非核・平和無防備地域実現のための条例」の制定を本請求したいとしている。
同会は今年6月、福祉関係者、公務員、助産師、看護師など市民有志約30人で結成。このうち6人が請求代表者となり、この日、市から証明書が交付された。署名運動の初日は、事務的な準備などもあったため、市役所前で街頭演説をしながら約1時間、署名を呼びかけるだけにとどまった。11日からは、全7区ごとに署名活動を本格的に繰り広げるという。
同会によると、無防備地域宣言は、無防備地域への攻撃を禁じたジュネーブ条約追加第1議定書の規定に基づき、地域と住民の安全を確保しようという考え。戦闘員・移動兵器の撤去や、軍事行動を支援する活動が行われていないことなど4条件を満たせば宣言することができるという。
同会が制定を目指している条例案は7条で構成。1条で「戦争に協力しない平和のまち(非核平和・無防備地域)」の実現を掲げている。2条で「市民が平和のうちに生存する権利」を確認し、3条で「(市は)戦争にかかわる一切の事務を行わない」ことを表明している。
菊地雅俊・同会事務局長は「自衛隊を派兵した日本も、イラク戦争に実質的に参戦し、憲法9条は風前のともしびとなっている。米国の中間選挙では、イラク戦争は誤りだった、と国民の意思が示された。日本でも、憲法9条を守り戦争はしない、という意思を、この運動を通じて地方から示していきたい」と話している。
http://mytown.asahi.com/osaka/news.php?k_id=28000000611110001
能天気というか、当事者意識が無いというか。
こんな事が本当に意味があると信じれるのは、ある意味幸せかも知れません。