米「北朝鮮の挑戦に対抗する十分な兵力を保有」
ピーター・ペース米統合参謀本部議長は24日(現地時間)、「米国は(すぐにも)北朝鮮などと戦争をする場合、相手を制圧できる戦力を保有しているが、戦争による犠牲は大きいはず」と述べた。
ペース議長は米国防総省の記者会見場で「われわれはイラクとアフガニスタンで戦争をしているが、もう一つの戦争に対応した十分な兵力と戦力を保有している」とし、このように主張した。
ペース議長は、「北朝鮮が(米国などの)対北朝鮮制裁に報復すると述べているが、脅威の本質は何か。韓国戦争(1950-1953)当時のように(北朝鮮が)電撃的に侵攻することか」という質問に対し、「北朝鮮が武力挑発をするのか、その意図は分からないが、われわれが北朝鮮であれ他の国であれ、米国に挑戦する相手に対応する能力を確保していることは確かだ」と答えた。
ペース議長は北朝鮮などとの戦争が勃発する場合を想定し、「その時にはイラクやアフガニスタンよりも過酷な手段(more brute force)、すなわち在来式爆弾(dumb bombs)がもっと多く使われるだろう」と語った。
その理由については「精密攻撃ができる武器や情報システムがガルフ地域に集中しており、他の地域に直ちに移動させるのが難しいため」と説明した。
ペース議長は「このためさらに多くの付随的被害(collateral damage、軍事行動による民間人犠牲と財産損失)が発生するはずであり、結局は(軍人と民間人の犠牲者が多かった)第2次世界大戦や韓国戦争に似た戦争になるはずだ」と主張した。
ペース議長は「米国にはガルフ地域に派兵された20万人余の兵力以外に、現役と州防衛軍、予備軍を含めて動員可能な兵力は200万人以上にのぼる」とし「本土にある部隊の武装が完璧でないのは事実だが、国家利益を守るためなら明日にも圧倒的な戦闘力を創出できるわれわれの能力を敵が誤って判断してはならない」と警告した。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=81144&servcode=500§code=500
改めて言うまでも無く余裕だろうけれど、その後の始末が問題なんだよね。
こういう意見もあるわけだし。
朝鮮半島有事なら「悲惨な攻撃に」…ペース米統参議長
北朝鮮の核実験
【ワシントン=五十嵐文】ペース米統合参謀本部議長(海兵隊大将)は24日、国防総省で記者会見し、朝鮮半島有事が発生した場合、イラクなど中東での「対テロ戦争」と平行して米軍が対応することは可能だが、「悲惨な攻撃になる」と強調した。
ペース議長は、精密照準爆撃を可能にする装備の多くが、イラクやアフガニスタンでのテロ掃討作戦で使用されており、「(中東以外の)ほかの戦域に展開する場合、ただちに使用することができない」と指摘。誘導装置の装備がない「ダム爆弾」を多く使用せざるを得ないため、「多くの犠牲者が出て、第2次世界大戦や朝鮮戦争のようになるだろう」と強調した。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20061025i114.htm?from=main1