反米は脱“事大”志向？

「脱“事大”志向の韓国で反米感情が高まるのは当然」
前米国務副長官・アーミテージ氏に聞く（上）

　アーミテージ前米国務副長官へのインタビューは、「世界と北東アジア平和フォーラム」を主催した張誠珉（チャン・ソンミン）代表により行われた。張代表は大統領府の元国政状況室長で、第16代議員を務めた人物だ。以下はアーミテージ副長官とのインタビューと、各テーマ別セミナーでの発言要約。

―盧武鉉（ノ・ムヒョン）政権による戦時作戦統制権の移譲要求について、どのように思うか？統制権と「自主」は関係があると思うか？

「すべての国が自主国防を望んでいるが、どの国も100%自主的ではない。韓国が自主国防を叫べば、アメリカでは“韓国は別の道を行こうとしているのか”と誤解する人がいるかもしれない。“自主国防を実現するべきか？”と問われたら、“その通り”と答えるだろう。しかし、そのコストを考えれば、必ずしもそう答えるとは限らない」

―統制権単独行使後、韓国の安保はどうなる？

「韓米両国は軍事的な面で緊密につながっているため、一方があることに反対すれば、もう一方はそれを実行できない。つまり、双方ともに統制権があるのだ。アメリカが韓国から奪ったのではない。統制権を単独行使し、韓米2つの司令部が存在することで防衛力が高まるのなら、そうしたほうがいい。しかし、私はそうは思わない。軍は統一性が重要だ。司令部は 1つのほうが効果的だ。非常に重要なことであるからこそ、慎重には慎重を重ねて行うべきだ。私もアチソンライン（Acheson line）事件（韓国戦争＝朝鮮戦争の一因となったといわれる）がまた起きるのでは、と心配する者の1人だ。あれは2度と繰り返されてはいけない歴史だ」

―統制権問題を米議会はどう見ている？

「米議会は統制権がどうなろうと抑止力の弱体化ではなく、強化につながることを望んでいる」

―アメリカはなぜ統制権を移譲しようとしているのか？

「アメリカは同盟国の韓国を喜ばせようとしているのだ。だが、移譲年度（2009年）に関するラムズフェルド国防長官の決定には同意しない」

―米軍の戦略的柔軟性（韓半島＝朝鮮半島を自由に出入りすること）はどんな結果をもたらすか？

「アメリカは正確ではない言葉を使うという間違いを犯した。それにより戦略的柔軟性について“在韓米軍をなくそうとしているのか”“韓国を中国との対決に引き込もうとしているのか”などの誤解が生じた。しかし絶対にそうではない」

―なぜ韓国で反米感情が高まっていると考える？

「韓国の国民が事大主義から脱出しようとしている時期に、大国に対する敵対感が生まれるのはおかしなことではない」

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/09/27/20060927000053.html

＞反米
事大の裏返しで、結局一緒の事だと思うな。