中国、「もっと農薬使わせろ！」

残留農薬：対日輸出激減で日中協議　運用改善検討

　【北京・大塚卓也】食品の残留農薬に対する規制を日本が強化したことにより、中国産農水産物の対日輸出が激減している問題で、日中両国政府は２８日から東京で第２回の協議を行う。前回までの協議で中国側は、優良な輸出企業に対する検査方法の緩和などを要請。日本側も前向きに対応する姿勢を示しており、大きな摩擦への発展は回避される見込みだ。

　中国にとって日本は最大の農水産物輸出先。今年１～５月の輸出は前年同期比４．３％増だった。しかし、日本は５月２９日に残留農薬の「ポジティブリスト」制度を導入し、それまで基準のなかった農薬にも一律０．０１ｐｐｍの厳しい基準を導入した。このため中国産農水産物の輸入は急激に落ち込み、６月は同１７．９％減。夏に増えるはずのウナギも飼料を介した残留農薬で５８．８％減、冷凍ホウレンソウが３５．４％減、ニンニクが１１．３％減など大きな影響が出ている。

　新制度は、日本の農薬検査で一部業者の違反が判明した場合、該当する食品の輸出業者すべてに自己負担での事前検査を義務付けた。関係筋によると、７月上旬の前回協議で、中国側はこの制度が大きなコスト負担をもたらしていると指摘。中国政府が衛生状況などを調べて問題がないと判断した「優良事業者」は対象から除くよう求めた。日本側は中国側に「優良事業者」の対象品目の範囲を具体的に示すことなどを求めている。

http://www.mainichi-msn.co.jp/keizai/wadai/news/20060823k0000m020036000c.html

緩和してどうするんだよ…。