<首相靖国参拝>8・15参拝に激しい非難の声
小泉首相が、アジア諸国の解放記念日にあたる8月15日に靖国神社を参拝したことに対し、関係団体からは激しい非難の声が相次いだ。
在日本大韓民国民団(河丙オク=ハビョンオク=団長)は「アジアへの侵略戦争と軍国主義の象徴であり、14人のA級戦犯が合祀されている靖国神社への首相の公式参拝は、日本の過ちとその責任をあいまいにしようとするもの。一国の指導者としての歴史認識と国際感覚に疑念を抱かせるばかりでなく、近隣諸国に不必要な不信感を増幅させる」との声明を発表。
日中友好協会の村岡久平理事長は「今や日本の多くの人々が自粛を求める中、これを一顧だにせず参拝を強行したことに深い憤りを覚える。重要な東アジア諸国との首脳交流を断絶させ、歴代首脳が培ってきた相互信頼を深める努力を無にした小泉首相の責任は重大」と述べた。
また、日本弁護士連合会の平山正剛会長は「公用車を使用し秘書官を同行させ、内閣総理大臣の肩書で記帳及び献花をしており、公式参拝と評価せざるを得ない。誠に残念である。このような憲法違反が問責される行為を、今後繰り返すことのないよう強く要請する」との談話を出した。
小泉首相が靖国参拝 終戦記念日は21年ぶり
小泉純一郎首相は15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝した。首相の参拝は2001年の就任以来6回目だが、終戦記念日の参拝は初めてで、現職首相としては1985年の中曽根康弘氏以来21年ぶり。モーニング姿で本殿に上がる「昇殿参拝」で、「内閣総理大臣 小泉純一郎」と記帳した。9月退陣を前に、01年の自民党総裁選で掲げた終戦記念日参拝の公約実行に踏み切った。参拝後記者団に「今日(の参拝)は適切だ」と述べた。
昭和天皇がA級戦犯合祀(ごうし)に不快感を示したとされる元宮内庁長官のメモ判明後の参拝だけに、総裁選や次期首相の政権運営で靖国問題が焦点になるのは確実。中国政府は「国際正義への挑戦」と激しく反発。韓国外交通商省も日本の駐韓大使に抗議した。
朝っぱらから、TVが大騒ぎしていましたねえ。
あの集まったマスコミははたして参拝したのでしょうか。