集団的自衛権行使認め、憲法改正が必要 谷垣氏
自民党総裁選に出馬する谷垣財務相は1日、国会内で記者団の質問に答えて「集団的自衛権(の行使)は認めていく必要がある。憲法改正の手続きをきちっと取って、国民の合意形成をしながら進んでいくのが一番オーソドックスな考え方ではないか」と語った。憲法解釈の変更ではなく、憲法改正によって集団的自衛権の行使を認めるべきだという考えをこれまでになく鮮明にした。
憲法改正に慎重な保守本流の派閥「宏池会」の流れをくむ谷垣氏は、集団的自衛権や憲法改正について最近は発言を控えてきた。しかし、総裁候補として名乗りを上げた以上、あえて憲法改正の姿勢を打ち出し、従来の親中派・ハト派のイメージと違う側面を見せて支持拡大を図ると同時に、改憲派の安倍官房長官に流れる層を引き留める狙いもあるようだ。
谷垣派幹部も「集団的自衛権の行使を認めないと、国際貢献などに無理が出てくる。解釈改憲だけで行使を認める方がよっぽど危険だ」と語り、谷垣氏の発言を支持している。
http://www.asahi.com/politics/update/0801/007.html
ちょっと前までは、憲法を変えようと言い出すだけで大騒ぎだったものです。