北のミサイル「恐喝砲」に思われる7の理由
北朝鮮のミサイル実験発射の動きが「線香花火の危機」になる兆しを見せている。米紙ニューヨークタイムズをはじめ、先週「発射が差し迫った」と大騒ぎだった米国・日本の各マスコミも今週に入り、こっそりと抜け出ている。ミサイルの危機が最初から「恐喝用」であり、線香花火にならざるを得なかったのかについて7の理由を考えてみた。
1.発射準備だけで50日?=ミサイル発射は準備から発射まで2週間くらいで十分だ。だが北朝鮮は5月6日、発射準備に着手し、50日が過ぎたいままで発射せずにいる。北朝鮮・金正日(キム・ジョンイル)総書記が本当にミサイルを発射する気なら、すぐに発射すればいいものを、何故こんなに時間をかけているのか。これは、ミサイル発射が最初から恐喝用だったことを示す有力な根拠。
2.不足する燃料=現在まで発射台周辺から発見された燃料タンクは40個。その全量をミサイルに注入したとしても、必要とされる燃料の50%にもならない。ミサイル燃料を半分だけ入れて発射するというのか。省エネでも考えているのか。とんでもない話だ。
3.ホースはどこ?=米国がいくら偵察衛星で観察してみても、ミサイル本体と燃料タンクは見えるが、ホースは見あたらない。北朝鮮はどうやってホースもなしに燃料を注入したのだろうか。
4.通信量=情報学の基礎にあたる話だが、ミサイルを発射するためには、ミサイル基地と平壌(ピョンヤン)司令部の間に通信が頻繁に行われていなければならない。だが、いくら観察しても通信量は通常のレベル。ミサイルを発射する時点ではない、とのことだ。
5.追跡レーダはどこ?=盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府が主張する通り、衛星ロケットもミサイルも、発射のためには追跡レーダーが必要だ。なぜなら発射した後、ミサイルの軌跡を捕捉してこそ、より正確なミサイルを開発できるからだ。しかし、舞水端里(ムスダンリ)付近をいくら観察しても、1000キロ以上を追跡できるレーダーがない。追跡レーダーもなしにミサイル発射か?
6.ミサイルの下段にパイプ=米政府当局の情報によると、ミサイルの下段にパイプのような構造物がある。その構造物を片づけないとミサイルを発射できない。ミサイルを発射するためには掃除からしなくては。
7.燃料を注入したか=ミサイル向けの液体燃料は注入から48時間が経つと使えなくなる。下手すると燃料が爆発することもある。ところが、燃料を注入したと報じられてから72時間が過ぎたのに、爆発したり燃料を再び取り出したとの報道はない。これは、燃料を最初から入れずに、まるで入れたような振りをした、との話になる。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=77267&servcode=500§code=500
もっともやっている本人達は、線香花火と思っていないのかもしれない。