アナン国連事務総長、拉致問題で北朝鮮を批判
国連のアナン事務総長は10日、アジア歴訪を前に朝日新聞などアジア主要メディアの合同インタビューに応じ、日中韓3カ国の歴史問題をめぐる対立について「あなた方は、隣人を選ぶことができない。そこで生きていく運命にある」と述べ、克服するよう強く求めた。拉致問題については「北朝鮮当局は被害者家族の痛みに思いを致すべきだ」と述べ、国連加盟国である北朝鮮を批判した。
インタビューで、アナン事務総長は日中韓を名指しして「世界にとってあなた方の地域は非常に重要だ」と述べ、和解と関係改善の必要性を強調。「歴史には誠実に向き合うべきだ」「過去の過ちを理解し、それを繰り返さないようにしなければならない」と歴史教育の重要性にも触れた。
一方、北朝鮮による拉致問題について「拉致は誰も許さない」と明言。北朝鮮当局に対して「拉致被害者の消息を明らかにするか、解放をするよう、強く求めたい」と語り、解決に積極的に取り組む姿勢を示した。
また、イランの核開発疑惑問題をめぐっては「問題解決のため、米国は欧州諸国とともに、イランとの交渉の席につくべきだ」と米国側の対応を求めた。
安保理拡大問題については「安保理改革抜きで国連改革は完成しない」と、推進の立場を確認。自らが12月に任期満了を迎えた後の事務総長について「アジア人が一般的な期待だ」と語り、国連の慣例である地域輪番制に基づいてアジア諸国から選ばれるのが順当との考えを示した。地域輪番制には米国などが反対している。
事務総長は14日から韓国、日本、中国、ベトナム、タイを歴訪。東京には16~19日滞在し、小泉首相らと会談する。
インタビューは朝日新聞のほか、日本の共同通信、中国の人民日報と新華社、韓国の朝鮮日報と聯合ニュース、国営ベトナム通信、タイのタイ・ラット紙の各社が加わった。
http://www.asahi.com/international/update/0511/010.html
>過去の過ちを理解し、それを繰り返さないようにしなければならない
ほう。では具体的に過ちとは何か、言っていただこうか?
アナン事務総長、歴史を直視するよう日本に促す
国連のアナン事務総長は10日ニューヨークの国連本部で記者のインタビューに答えた際、日本が第二次世界大戦の歴史を直視し、次の世代が教訓を汲み取るできるようにするため、歴史に忠実な教科書を使って子孫を教えるよう希望した。
日本の小泉純一郎首相が隣国の反対に顧みず靖国神社参拝を続けたことについて、アナン事務総長は「東アジアは世界で重要な地域であり、この地域の中国、日本、韓国などの国々はいずれも、調和のとれた政治、商業、文化の関係を構築する必要性を認識している。この地域の各国が過去を直視し、未来に目を向けて、第二次世界大戦の歴史に対処するよう希望する」と述べた。
日本の教科書問題についてアナン事務総長は「若い世代に正しい歴史観を教えるには、歴史をそのまま記録すべきである。したがって、歴史に忠実な教科書を使って若い世代を教えるのは重要だ」と述べた。
http://www.china.com.cn/japanese/237140.htm
では忠実な歴史とはなんだ?