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涙の謝罪に応える許し
日帝時代の被害を丸ごと背負ったまま数十年もの間、生き地獄のような生活を続ける原爆被害者とその2世らにとって、最近の独島(ドクト、日本名:竹島)紛争で高まった反日感情は、だれよりも切に感じられる。しかし韓日両国の無関心の中で、その苦痛を自分たちの子供に伝えている彼らも、20年間謝罪の証として献金を渡しに来ている日本の民間団体の会員らの姿を見ながら、許しと和解の可能性を見出したりする。
今月3日の午後、原爆被害者の後援活動をしている日韓ハト平和交流団の日本側の会員14人が、3泊4日の日程で釜山を訪れた。釜山地域の原爆被害者らに会って、お詫びの言葉を伝えるためだ。
日韓ハト平和交流団は、1986年日本の原爆被害者の後援団体である善隣校の青年会と韓国原爆被害者協会の釜山支部などが共同で設立した民間交流団体で、彼らが釜山の原爆被害者の後援活動を開始して既に20年目だ。その間、大勢の被爆者1世代が亡くなり、今では彼らの2世たちもほとんどが40歳を越えた。釜山を訪れた日本側の会員も世代交代したが、被爆者らの苦痛は依然として続いているため、こうした活動も中断できないという。
一行の代表であるリキヒサ(36)さんは「私が初めて原爆に対する謝罪の気持ちから釜山を訪れたのが1986年でした。」と話し、「その年に生まれた人々が既に成人して、今回の訪問に参加しましたが、被爆者らの苦痛は一向に良くなる兆しも見えず悲しい。」と述べた。
彼らは3日に釜山港に到着した後、原爆被害者の家庭でホームステイを体験し、彼らの厳しい生活を直接目で確認した。また彼らは5日に陜川(ハプチョン)原爆被害者福祉会館を訪れ、原爆被害者80人余りのために慰労の宴を用意して謝罪の証として後援金を渡し、6日に釜山の原爆被害者ら家庭を再訪問した後に日本に帰国した。
彼らは毎年4月になると、日本全国の大都市で韓国の原爆被害者の資料と写真などを展示し、原爆被害者らの苦しみを日本の人々に知らせることに力を注いできた。彼らが韓国の原爆被害者らに渡している後援金も、こうした行事で集まったお金で工面したものだ。
しかし、実際に毎年釜山を訪問する彼らは、それ以上に価値のあることを学んで帰るという。それは、許しと和解だ。罪の意識と義務感だけでは、20年もの長い歳月にわたって、このような交流が続くものではないと口をそろえる。
今年初めて行事に参加したマサヨ(26歳、女)さんは、釜山市東(ドン)区草梁(チョリャン)洞の朴イルリム(75歳、女)さんの家庭を訪問して、泣き崩れてしまった。1945年に広島で原爆被爆に遭った後遺症で子供を生めない体になった朴さんが、彼女たちを自分の孫娘のように暖かく迎えてくれたからだ。
マサヨさんは「謝罪の気持ちを伝えようと釜山を訪れたのに、逆に許してもらったという感謝の気持ちで胸が一杯になった。」とし、「この感謝の気持ちをそのまま日本に持って帰って、彼らの苦しみを日本の人々に知らせるために力を尽くします。」と涙ぐんだ。
http://japanese.busanilbo.com/index301.asp?gubun=R&i_db=board5&i_sno=460
原爆落としたのはアメリカだから。
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