町の名前変更、実益も考えて慎重に
日帝植民地時代の36年間は、韓国の民族史において空前絶後の暗黒時代であった。日本が植民地時代、韓半島で蹂躙と略奪を繰り返したのは言うまでもないが、その中でも最も悪辣な行為は、民族の精神を抹殺させるための試みだった。
劣等民族だという卑下意識を植えつけるため歴史を歪曲するのみならず、行政区域の名称を変えるという何ともハレンチな行為を行った。江原道(カンウォンド)江陵市(カンヌンシ) 旺山面(ワンサンミョン)と、 忠清南道 (チュンチョンナムド)論山市(ノンサンシ)ワンジョン里が代表的だ。元々王の山(王山)と王の田(王田)から由来した王山面と王田里であったが民族の魂を断絶させるため旺山と旺田に変えた。
政府がこのように日帝の痕跡が残っていたり、語感が良くなかったりする行政区域を大々的に整備すると乗り出した。少し遅すぎた感もしないでもないが、その趣旨には全くもって共感できる。しかし言論的な立場だけ堅持し、かえって名称変更による混乱を招くことがあってはならない。
釜山の場合、大新(テシン)•東光(ドンクァン)•堂甘(タンガム) •龍湖洞(ヨンホドン)が名称変更対象として取り上げられている。 大新•東光洞は日帝時代のなごり、堂甘 •龍湖洞は一時期、住民嫌悪施設があったという理由。大新洞の場合は植民地時代、日本人が多く集り、大きく(大)新しく(新)形成されたところから由来されたという。
私たちは、このような理由からできた名称まであえて変更することに疑問を感じざるをえない。民族の精神を抹殺させるための意図ではなく、社会の変化によるものと解釈できるからだ。堂甘•龍湖洞もやはり今は嫌悪施設が無くなり、かえって振興住宅地として様変わりして久しい。したがって名称変更は、得るものより失うもののほうが大きく、全くもって馬鹿げている。
実益もなく混乱だけを招く名称変更は考えるべきだ。しなくても良いことをしてかえってことを仕損じる蛇足の教訓を思い起こすことをお願いする。
http://japanese.busanilbo.com/index301.asp?gubun=R&i_db=board9&i_sno=246
>本が植民地時代、韓半島で蹂躙と略奪を繰り返した
この具体的な蹂躙の内容も、実際に略奪した物も、当の韓国人が答えられない事実。